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#執着攻め
「順番に並んでください」
福岡の小さな街で父親が営むパン屋で手伝いをしている礼唯は、今日もいつも通り長蛇の列を整理していた。朝の空気は少しひんやりしていて、焼きたてのパンの香りが広がっていく。
「いつもしっかりしてるねぇ、礼唯君は」
並んでいた1人のおばあさんはそう言った。
「ありがとうございます」
客足が落ち着いてきた昼ごろ、礼唯は父親と昼食を食べていた。その時、扉が開く
「おじゃまするよー」
「おー伊織!」
「相変わらず繁盛してたなぁ」
「まぁな」
伊織さんは父さんの古くからの友人でたまに遊びに来る。
「礼唯君久しぶり、元気にしてた?」
「はい」
「見ないうちにまた大きくなったねー、まぁ俺の方が大きいけど」
「うん」
「この調子だったらお父さんの身長越えるかもね!」
「・・でも父さんみたいな強い魔法はまだ使えないんです、、」
「礼唯君、前にも言ったけど誰だって最初は自分の魔法を理解してないよ」
「15歳になった時に行われる刻印の儀で初めて自分の固有魔法が分かるようになるんだよ」
「礼唯君はもう15歳だからあと5日後くらいにある刻印の儀で自分の魔法が分かるね!」
「でもその儀式で魔法がなかった人も多いんですよね?僕にはあるのでしょうか?」礼唯は不安そうに伊織に尋ねる。
「大丈夫!礼唯君は絶対に魔法あるよ!」
「なんてったって君のお父さんはね、、」
「伊織、、」
途中から話を聞いていた父さんが話を遮る。
「いいじゃん、いいじゃん」
伊織はお構いなしに話を続ける。
「君のお父さんはね、魔法騎士の中でも特に強かった英雄だったんだよ!」
その後も伊織さんの話は続いていった。
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