泣きじゃくりながら、「離れたくない」と縋る声を
千切れそうになる糸をたぐりよせるように「好き」という言葉を聞かなかったことにすればよかった。
だけど、出来ずに抱き寄せてしまった。
擦り寄り、服を掴んだ熱いみやの手に、たった今、ひとつひとつ鍵を掛けるように仕舞いこんだ言葉が引きずり出される。
「俺も、出来る事ならずっと、一緒にいたい」
何を言っているんだ、俺は。
また、みやを泣かせてしまうだけなのに。
「みやが笑うときも、泣くときも、隣にいるのは、俺がいい」
「俺がいい」なんて、まるで駄々をこねる子供のようだ。
初めて口にする幼稚な本音に、戸惑う。
「こんな風に、誰かを好きになったのは、初めてなんだ……」
自分以外の誰かに、こんなにも感情が揺さぶられることを初めて知った。
嫉妬や独占欲で、張り裂けそうなほど胸が痛むことも、涙を止めることが出来ない自分の不甲斐なさに苛立*************************
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