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更新ありがとうございます!🙇♀️ 「地球が正位置になった」の表現が好きすぎて林檎食べたくなりました🍎🍎🍎 最後の一言がすごく好きで、一気に話が締まって、丁度良い程に余韻が残るんですよね…💭
お聞きしたいことを言います↓
一人でも大丈夫と嘘をつきました
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はじめて恋をした
渦巻く思いは全てあなたに行きついて
好きだという結論に至る
会いたいと非常に五感が敏感になる
もっと一緒に居てみたいと欲が溢れる
苦しみと嘆かずに生きることが出来て
あなたで埋めてしまえば夜も明るくなる
ずっと昼が続く白夜のように
自分の心に明かりを灯していてくれる
明日が明るくて仕方なくて
面倒な事が面倒ではなくなる
生活が苦しみから逃れられる
嬉しかった
あなたのことを考えると
家ではずっと黄色い声が飛び
お母さんは自分を愛してくれて
幸せで温い体温も感じる
体も家も安全
あなたがいるから幸せ
あなたが微笑むから喜び
あなたが泣くから悲しみ
あなたが怒るから怒り
あなたが好きだから好き
嬉しい
あなたは神様みたい
神様みたい
でも1度だけ
自分からあなたを抜いてみた
考えないようにしたら
恐ろしくて目を閉じた
家ではずっと悲痛な声が飛び交い
お母さんは自分を拒んで
何人もの男の人を家に連れてきて
自分を空気と思われてそっちのけして
お父さんは居なくなってしまって
部屋で毎日溺れて怖くて沈んで
苦しくて冷たくて体温が無くなった
体も家も不自然
あなたがいないから苦しい
あなたがいなくなったから1人
あなたが消えたから悪い
あなたが去ったから怖い
あなたが欲しいから消えかける
怖い
あなたに会いたい
あなたが欲しい
あなたという存在を求めて
頭の中で作りだして
目を閉じた
そしたら、あなたが居る
けれど、あなたは、
あなたは
誰なんだろう
あなたは元々居なかった
自分が見ていた神様は
「消える」という神様だった
形にない神様だった
風が吹いた
雨が自分の体を刺して
抜けさせないように貫くまま
ここは思っていたよりも
下と距離が遠くって
何を見るにも億劫になった自分には
よく見えないものだった
いや、見てはいけなかった
そこに行けば自分を失う気がして
そこに行ったら自分として
いられなくなる気がしていた
風が自分を押した
殺すように押した
その時だけ、地球が逆さまになったように
自分はそこから落ちた
もう戻ればいいのに
地球は逆さになり続けた
僕をどんどん下へ落とす
地球が正位置になった
自分は痛みを感じなかった
いや、痛かった
痛かったけど
自分が生きてきた痛みの方が
よっぽど痛かったんだよ
ずっと何処か怪我していた
何処か分からなかったけど
今わかった
心だったんだ
コンクリートの上は家の床より
暖かくって心地よかった
頭から生ぬるいものが出てきた
自分の体温って暖かかったんだ
あんなにお母さんは冷たかったのに
なんだ、自分、生きてたんだ
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生ぬるい体温がすきでした