TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
シェアするシェアする
報告する

「ねぇねぇ、それなぁに?」

美鈴ちゃんが部屋に落ちているものに興味を持ってしまった。それは――

「これのこと?」

「うん!」

「これはね、乗馬用の鞭だよ」

部屋には絵画用の小道具としていろんなものが落ちていた。その中の一つだ。

「じょうば……?」

「えーとね、お馬さんに乗るときに使うものだよ」

「へぇ~」

興味を持ったらしく、美鈴ちゃんは近づいてくる。そして手に取ってみたりしている。

「危ないよ。触っちゃダメ」

「だいじょぶだって!」

仕方がない。ここは好きにさせてあげよう。

「すごい! かっこいい!」

どうやら美鈴ちゃんはこの鞭に興味津々のようだ。目をキラキラさせている。

「お馬さんごっこしたい!」

唐突に美鈴ちゃんが言った。遊びたくなってきたらしい。うーん……それって、もしかして?

「お姉ちゃんがお馬さん!」やっぱり……。まあ別にいいけどさ。

「はい、じゃあお馬さんになりますよ」

そうして私は美鈴ちゃんの前で四つん這いになる。すると――

「やったー!」

美鈴ちゃんが勢いよく背中に飛びついてくる。服を着る前だから、当然私は裸のままだ。全裸で四つん這いになるのは、ちょっと恥ずかしい。まあ、子どもしかいないからいいけど……。(終り)

アルバイトに関する都市伝説

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

19

コメント

0件

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚