使い捨ての、道具だった
息が出来なくて、ただ死にたかった
こんな自分が嫌いだった
催吐薬のような、お前が
本当に、嫌いだ
息ができない
気持ち悪い
全部、吐いて忘れたい
哀れみなんて要らない
誰か
この地獄から
助けて
助ける価値に、値しないと知ってるけど
どうか、誰か
この外道のニンゲンモドキから
助けて
もう、嫌だ
どうして、こんな目に
暗転
思い知って、笑って
声も顔も分からない外道に
回す思考が勿体ない
そんなニンゲンモドキに使う時間など
私には、無い
誰だっけ
あの時
なにか強要してきたやつは
誰だっけ
あの時
口に出来ないことを
私に、させたのは
なんで
そんなこと、考えてるんだろ
「…あー、」
「今日の朝は何食べようかな」
冷蔵庫に
何が余ってたっけ?
起き上がって、笑う
あぁ、いい天気だなって
…あれ?
さっきまで、何考えてたっけ?
まぁいいか
忘れるってことは
どうでもいいってことだし
ね?そうでしょう?
コメント
1件
ついさっきまで考えていたことをすぐに忘れられたってことは「私」にとってどうでもいいこと、として片付けられた…のかな……??はたまた一時的に忘れられただけ…とか……?? でも、最初の苦しみを叫んでいる様子を見ると何とも言えない状況で、今にも「私」が壊れてしまいそうに見えた……😭😭 どうかこのまま忘れてしまえばいいのに、って思ってしまった……