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41件
面白かったです!
フォローありがとう!!
面白いっすね先輩!
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
???
紗夜
紗夜
紗夜
グシャッ
紗夜
紗夜
紗夜
グシャりと足は潰されていて、骨が見えていた
紗夜
びちゃびちゃと汚物が私の潰れた足にかかる
???
紗夜
紗夜
人だということは分かるのに、何故か顔だけが見えない……
分かるのは……
今私を殺そうとしていること……
紗夜
紗夜
紗夜
あれ!?なんで声が出ないの!?
ニヤッ
???
???
なんで笑ってるの……
何を言ってるの?………
その一秒後、私が気づいたことは……
紗夜
首が潰されていた事だった
え
いつ起こったの???
いつオ御っだのぉ………
紗夜
紗夜
???
???
???
消えゆく意識の中で、あいつが笑っていることだけは分かった____
ブツっ
紗夜
起きた時の私は過呼吸になっていて、
冷や汗でベッドのシーツが濡れていた…
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
私は無言でノートをペラペラとめくった
あの悪夢は………
紗夜
起きてからわずか数十分で記憶を失う
私は2週間程前からその悪夢の日記を書いていた
紗夜
紗夜
紗夜
日記を書いているうちに分かったことがある
1つ目
必ず深夜の教室で夢は始まること
2つ目
夢の中で私は1歩たりとも自分からは歩けないこと
紗夜
3つ目
「あいつ」が殺しに来ること……
お母さん
お母さん
お母さん
紗夜
すぐには来ない
私がこの異様な雰囲気に恐怖した時にやってくる
あいつが話していることは分からず、顔も何故か見えない
紗夜
でも………
私を殺した時にあいつは必ず笑う
声はかすれていて、喉に痰が詰まったような声色をしていた
お母さん
お母さん
お母さん
紗夜
お母さん
お母さん
紗夜
お母さん
紗夜
紗夜
お父さん
お母さん
お母さん
紗夜
お母さん
お父さん
お父さん
お母さん
お母さん
お母さん
紗夜
お母さん
紗夜
お父さん
お母さん
紗夜
お父さん
お母さん
紗夜
お父さん
お母さん
紗夜
お母さん
お父さん
紗夜
お母さん
お母さん
お母さん
紗夜
紗夜
お母さん
お父さん
私は駆け足でいつもの見慣れた街を走っていた
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
ピロリンッ
紗夜
紗夜
優香
紗夜
紗夜
優香
優香
優香
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
優香
優香
紗夜
紗夜
優香
優香
紗夜
紗夜
優香
優香
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
優香
優香
紗夜
優香
優香
紗夜
優香
優香
紗夜
優香
教授
ピロリンッ
紗夜
紗夜
紗夜
教授
教授
紗夜
教授
紗夜
紗夜
優香は少し申し訳なさそうに笑いながら両手を合わせていた
紗夜
紗夜
優香
紗夜
紗夜
優香
紗夜
紗夜
優香
優香
紗夜
優香
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
優香
紗夜
優香
紗夜
優香
優香
優香
紗夜
優香
紗夜
優香
紗夜
優香
優香
優香
紗夜
思わず前を見ると教授が眉毛をピクピクさせながら目の前に立っていた
紗夜
教授
教授
反射的に優香の方を見ると、
何やら口をパクパクさせていた
紗夜
紗夜
優香
優香
優香
優香
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
佳貴
紗夜
紗夜
紗夜
何やらまた優香が口をパクパクしている
紗夜
優香
優香
優香
優香
優香
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
教授
教授
紗夜
紗夜
紗夜
お母さん
紗夜
お母さん
お母さん
紗夜
お母さん
お母さん
紗夜
紗夜
紗夜
パラパラとページをめくる
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
優香
紗夜
優香
紗夜
紗夜
優香
優香
紗夜
優香
優香
紗夜
優香
優香
紗夜
紗夜
優香
紗夜
紗夜
優香
紗夜
優香
紗夜
優香
紗夜
優香
紗夜
優香
優香
紗夜
紗夜
優香
紗夜
優香
紗夜
優香
優香
紗夜
紗夜
紗夜
ピロリンッ
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
???
???
紗夜
???
???
???
???
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
そこは異様な雰囲気を放った理科室のような場所だった
紗夜
紗夜
カッカッカッ
自分の足音が廊下に響く
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
コツコツ
紗夜
コツコツコツコツ
紗夜
紗夜
背筋に寒気が走った次の瞬間
私は反射的に目の前にあった教室の中に入った
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
コツコツコツコツ
何故だろうか……
あのまま教室を出れば、
「死」が待ってる気がする…
………杞憂であってくれ
コツコツコツコツ
紗夜
……ガチャン
紗夜
紗夜
紗夜
コッコッコッ
紗夜
コッコッコッ
紗夜
コッコッコッコッコッコッ
紗夜
ピタッ
紗夜
ガラガラガラ
紗夜
隣りの教室が開く音がする………
ドッドドッドッ
紗夜
冷や汗が頬を伝った
コツコツコツコツ
紗夜
ゴッゴッゴッゴ
紗夜
紗夜
???
???
紗夜
そっと耳をすませようとした時______
スっ
紗夜
僅かだが…
カッカッカッ
紗夜
紗夜
ガラガラガラガラ
ピシャ
金属と皮膚が擦り合う音がした
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
そして_________
ガラガラ
ピシャ
紗夜
もうこれからされる事は、本能的に分かっていた
???
???
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
私は余りの恐怖に、失神してしまった
紗夜
紗夜
あれ!?
私寝っ転がってる!?
うーん
まだ眠いのか瞼が重い………
お母さん
お母さん
紗夜
お母さん
お母さん
お母さん
紗夜
紗夜
紗夜
早く起きなきゃ…………
パチッ
紗夜
???
???
紗夜
???
???
ああ私は…………
???
???
???
まだ夢から
あいつが刃物を私に向かって振り下ろす
覚めてなかったんだ
ブツッ
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
お母さん
お母さん
お母さん
お父さん
お父さん
お父さん
お父さん
お父さん
紗夜
お母さん
紗夜
紗夜
紗夜
お父さん
紗夜
バタン!
お父さん
お父さん
お母さん
お父さん
お父さん
紗夜
紗夜
ピロリンッ
紗夜
紗夜
優香
紗夜
優香
優香
紗夜
優香
優香
紗夜
優香
優香
紗夜
優香
紗夜
優香
優香
紗夜
優香
優香
優香
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
優香
優香
優香
紗夜
優香
紗夜
紗夜
紗夜
優香
優香
紗夜
紗夜
優香
紗夜
優香
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
優香
紗夜
私は今までの悪夢の出来事を話した
優香
優香
優香
紗夜
紗夜
優香
紗夜
優香
紗夜
紗夜
優香
優香
紗夜
優香
優香
紗夜
紗夜
優香
紗夜
優香
優香
紗夜
優香
ピロリンッ
優香
優香
優香
優香
優香
紗夜
優香
紗夜
紗夜
優香
紗夜
お母さん
お父さん
紗夜
お母さん
お母さん
紗夜
紗夜
紗夜
何かヒントはないかと思い、ノートを見返して見る
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
あれ!?
紗夜
紗夜
紗夜
私は必死でノートの隅々を探した
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
1月13日
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
ピロリンッ
紗夜
優香
紗夜
優香
紗夜
紗夜
優香
優香
紗夜
優香
そう
私はこの1ヶ月、やつに対抗する術を必死で考えてきた
優香
優香
紗夜
優香
優香
紗夜
優香
紗夜
紗夜
優香
優香
紗夜
紗夜
優香
紗夜
紗夜
紗夜
何故かは分からなかった
ただ、今こうして自問自答している中でも、私の頭は、片隅で「早く薬を作れ」と、叫んでいる
薬の調合が始まる
紗夜
最短時間で15分だ
紗夜
残り13分
紗夜
紗夜
残り10分
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
残り7分
紗夜
残り5分
1秒1秒が長く感じる……
残り2分
コッコッコッ
紗夜
紗夜
残り1分
紗夜
紗夜
コッコッコッ
紗夜
コッコッコッ
紗夜
紗夜
ゴッゴッゴッゴ
紗夜
ピタッ
紗夜
???
ガラガラガラガ.__________
紗夜
私は思いっきりクロロ硫酸をかけた
???
紗夜
紗夜
ドロドロ
………覚悟はしていたものの、
この腐臭と見た目は凄いものだった
きっと一般人が見たなら気絶しただろう
鼻を直接殴ったような痺れる鼻腔も、骨が抉り出ている足も
正に「地獄絵図」と呼べるようなものだった
紗夜
それを気にも止めずに、次々と作った薬品をかけて行った私は
気付いていない内に、 壊れていたのかもしれない
紗夜
???
???
???
紗夜
バシャ
私は残った最後の1本を思いっきり頭に向かって投げつけた
???
???
紗夜
紗夜
紗夜
手がまだ震えている
恐怖の震えでは無い
喜びと快感の震えだ
紗夜
紗夜
パァと光が見えた
紗夜
これで終わりなんだ!!
ジジッ
紗夜
紗夜
紗夜
お母さん
お父さん
お父さん
紗夜
お母さん
紗夜
紗夜
お父さん
紗夜
お父さん
お父さん
???
紗夜
紗夜
お母さん
紗夜
私は慌てて家を飛び出した
ジジジッ
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
優香
紗夜
紗夜
紗夜
優香
紗夜
私はただあてもなく走り回っていた
紗夜
紗夜
紗夜
ジジジジっ
紗夜
紗夜
そこには信じられない光景があった
紗夜
空と街の建物が混同して渦巻き模様になっている
紗夜
紗夜
紗夜
紗夜
この叫びは、乾いた空に消えていった
とある学者
とある学者
とある学者
とある学者
とある学者
紗奈
とある学者
とある学者
紗奈
紗奈
とある学者
とある学者
紗奈
とある学者
とある学者
紗奈
とある学者
紗奈
紗奈
とある学者
とある学者
とある学者
紗奈
とある学者
とある学者
紗奈
紗奈
とある学者
紗奈
とある学者
とある学者
紗奈
紗奈
紗奈
とある学者
紗奈
紗奈
とある学者
とある学者
バタンっ
とある学者
とある学者
とある学者
とある学者
とある学者
とある学者
紗奈
AIとなっても、苦しみを与えた罪悪感が胸を貫く
紗奈
紗奈
お父さん
紗奈
お母さん
紗奈
紗奈
お父さん
紗奈
紗奈
紗奈
紗奈
紗奈
お母さん
お母さん
お父さん
お父さん
お母さん
お母さん
紗奈
紗奈
お父さん
私は、自分の罪悪感に目をそらさず、無理に憎まずに、向き合って愛して上げたい…..…..
これは私の、小さなお話_________
ジジジッ
紗奈
紗奈
お母さん
紗奈
紗奈
紗奈
もし、貴方が現実だと思っていた世界が、全て作りものだった時、貴方はどうしますか?
親からもらった愛情も
何気ない友達との会話も
今まで学んできたものも
涙を流す程の喜びや
身をさく程の悲しみも
全て
全て
全て
この世界という名の鳥かごの外から人工的に作られたものだとしたら、
貴方は、どうしますか?
もしかしたら、
今貴方が生きているこの世界も
偽物かもしれませんよ