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53話

スピリチュアル編

【経路】

地下室に居た異能剤の副作用により精神に異常をきたした子どもが突然姿を消した。

ユウ

マリン?本当か?

マリン

うん!どこにも居ない!

チアキ

あ、背の高い中学生ぐらいの男の子はいなかった?

マリン

え、どこにもいなかった

ヒメカ

出られるような入口は?

マリン

あ、、もしかして、裏口の扉みたいなのがあったけど、でもそんな短時間で拘束していた子供を全員解放して出られる!?

ユウ

だが、それしか考えられないだろ

ユウが冷静に物事を考える。ケンジは、少し微笑みをこぼしていた。

その様子を見て、ユウはケンジに鋭い目線を送る。

チアキ

お父さん、、狙ってたの…これを

ケンジ

アヤトは、利口な青年だ。何をすべきか判断する力を持ってる。

チアキ

……本当にそうなのかな、あの子はとても悲しい子だと僕は思ったよ。

ケンジ

ん、?

マリン

どうする?シベリーも居ないし追うのは無理!

ユウ

だな、諦めよう。

ヒメカ

え?

ユウ

二頭追う者は一頭も得ずだ。

ケンジ

君は力もあって頭もいいね。羨ましいよ

ケンジが死んだ冷たい目でユウを見た。

ユウ

アヤトとかいう子供がなにか企んでいるとすれば、何れ旅を続けていたらまた出合える。

ユウ

俺たちのリーダーは闇を決して放っては置かない。

ユウ

あいつの企みが崩れるのも時間の問題だ。

マリン

確かにそうだね!

警察

警察だ!

ケンジは、警察の手により身柄を確保されパトカーへ乗せられると刑務所へ連行された。

チアキは、最後まで実の父であるケンジの

姿をずっと見つめていた。切なそうな目で

チアキは、今も悩んでいるだろう。

ユウ

あまり思い悩まなくていい。

ユウのその言葉には何故か説得力があった。

肩の力をすーっと抜いてくれるような、

そんな説得力が、、。

子供と再会できなかった。

親達は頭を抱えたり、

他人へ怒鳴りつけ八つ当たりする者もいた。

ヒメカ

可哀想ですね。

マリン

もし、子供たちが地下室にいてもあの状態で再会させるのもどちらにせよ可哀想だったよ。

母親

マキオはどこなの!?

父親

ヒロトー!ヒロトーー!

アンタらうるさいなぁ!タカオが声に気づかんじゃろが!

父親

何だとゴルァ!

警察

落ち着いてください!もうこの施設内に子供は一人もいません!

母親

そんなハズないわ!!

警察

我々も全力で操作を続けますから!

父親

そんなの信用出来るわけねぇだろが!

大勢の行方不明だった子供たちが急に見つかりだしたのだ、騒ぎになるのも当然だろう。

警察の手にもなかなか負えないこの状況、怪我人が出るのも時間の問題だ。

ヒメカ

ど、どうします。これも私たちが招いた状態ですよね!?

チアキ

僕に任せてよ。

心癒芳香

【アロマセラピー】

チアキが目を瞑り祈りを捧げるように胸の前で両手を結んだ。そして、その手に息を吹きかけると辺り一面に黄緑色の風が吹く。

チアキ

僕のお父さんもこんな力を使うのかな…。

その風に吹かれたものは心が安らかになり、心に落ち着きを持たせる。

父親

悪い、頭を一度冷やすよ

わしも言いすぎたな

警察

我々もこれから全力を尽くしますので

母親

もう一度だけ信じてみるわ、警察を

この力を使ったチアキの様子はあまり満足気味ではない。

チアキ

この力って正しい力なのかな

ヒメカ

人に癒しをもたらすのは良い事です

マリン

人の為になる力だと思うよ!

チアキ

だ、だよね!

チアキは、小さな笑みを見せた。

キョウside

マツヒデ

奴らが来る

キョウ

場所を移そうか

マツヒデ

御意

ヨレイ

ァィョ!!

キョウの気配を察知しシベリーが追尾をする。

シベリー

ガル!!

ショウタ

おぉぉ!危ねぇ…落ちかけた

ライト

急に方向を変えたな

シベリーは、キョウが移動し始めた事に感づき走る経路を変更させ先回りを狙った。

だが、相手もシベリーの動きを読めているのかシベリーが何度も経路を変更する。

ショウタ

シベリー、落ち着け確実に追い込むんだ

シベリー

ぎゃう!

ショウタは、シベリーが翻弄されていることに気がついたのか指示を出す。

すると、シベリーはただ真っ直ぐに確実に走行し山の奥へと入っていった。

ライト

なるほど、シベリーは山に入ることを避けていたのか

シベリー

グルル

ライト

ショウタを気を使ってたんだな

山で炎を使えば二次災害が起きる事は確実、シベリーは魔獣としての人間に近い知恵を使い先の事を考えていたのだ。

ショウタ

シベリー、、サンキューなあ

シベリー

ガル!

キョウ

さぁ、来なさい。

マツヒデ

奴らもそろそろ来ますぜ、

ヨレイ

本当にオマエハ地獄耳だな

キョウ

マツヒデは感覚系の異能者だからね

マツヒデ

どうせならこの筋肉をさらに増量させる力が欲しかったがな

キョウ

それ以上、体を重くしては勿体ないわよ

ヨレイ

オマエハもっと頭を使え、さっきの私が指示をダシタようにな!

キョウ

それぐらいにしておきなさい。お客さんがいらっしゃったわよ

一気に空気が静まり返る。

そう、ショウタ達が姿を現したのだ。

ショウタ

あんたが黒幕だったなんてな

ショウタ

子どもを実験の道具に使おうだなんて許せねぇ

キョウ

んふっ、マツヒデ、ヨレイ

マツヒデ

承知

ヨレイ

わかってんよい

キョウ

んふふ、

やれるもんならやってみなさい?

ワールド・ギルド!!

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コメント

5

ユーザー

ぜんぜん大丈夫ですよ! コメントしてくれてとても嬉しかったです!

ユーザー

KYOOさん!お久しぶりです!! こちらこそありがとうございます! 冴えてるのかな…学生時代からこういうの考えるの好きだったからかな〜…?

ユーザー

ごめんなさい 💦 マジで通知が、、クソッ(´-ω-`) お忙しい中毎回ありがとうございます!なんでそんなに冴えてるのか気になr((コメント欄中々現れずにすみません!(?)

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