私には好きな彼がいる。
その彼は
『細くてかわいい子が好き 』って
言っていた。
だから私は、今、体型だけでも
彼好みになろうとダイエット中
だったんだけど……
乃愛
ん……
奏多
乃愛!よかった…
目が覚めて
大丈夫か…?
乃愛
えっ!?
奏多くん!////
私が目を覚ますと
そこには私が片想いをしている
奏多くんが居た。
乃愛
あれ?
ここ……保健室?
なんで……
奏多
え?もしかして
覚えてないのか?
奏多
体育の授業中
倒れたんだよ。
貧血で。
乃愛
嘘っ!?
乃愛
(やっぱりご飯抜くのは
良くなかったかな……)
奏多
……で?
乃愛
え?…
奏多
なんで貧血なんかに
なったんだよ……?
乃愛
そっそれは…
乃愛
乃愛
実は、ダイエットしてて
ご飯抜いてたから……
奏多
はぁ?
お前…バカだな…
乃愛
バカってひどいっ!私は…
奏多くんが好きだから
細くなろうと思って頑張って
ダイエットしてたのに……
奏多
えっ?!/////
乃愛
(あっ!思わず『好き』って
言っちゃった……/////)
奏多
……/////
乃愛
あ…えっと…その……/////
乃愛
(っ!/////)
乃愛
かっ奏多くんっ/////
奏多
奏多
やっぱり……
お前……バカだな/////
奏多
お前はダイエットしなくたって
すごくかわいいのに…////
乃愛
っ!/////
奏多
それに…俺の
細くてかわいい子って言うのは
お前のこと言ってたんだよ/////
乃愛
え?……
奏多
俺からしたらお前はクラスで
一番カワイイし細いと思うよ?
奏多
何度も態度に
出してきたつもりだったんだけど
気づいてなかったの?
だから……俺と付き合って?/////
乃愛
……うんっ/////