ハルキ
ただいま〜...
紗夜
あ、おかえり!
ハルキ
紗夜!?
ハルキ
起きてたの...?
紗夜
うん!
紗夜
だって、もしもハルキに何かあって、私のところに電話とかかかって来たらすぐ出れるようにしないと!
ハルキ
紗夜...!
ハルキ
ごめんな...
紗夜
なんで〜?笑
ハルキ
こんなにいい彼女を置いて、俺は飲み会なんかに...
紗夜
全然平気だよ!
ハルキ
女友達もいたんだ...
紗夜
全然いいよ?
紗夜
お友達でしょ?
ハルキ
えっ...
ハルキ
怒らないのか?
紗夜
なんで怒るのよ笑
紗夜
私はハルキを信じてるから
ハルキ
紗夜...っ
ハルキ
おはようございますっ...
ハルキ
...?
ハルキ
(あれ?)
ハルキ
(あいつはどうしたんだ?)
ハルキ
(いつもなら、)
ハルキの同僚
『うぇ〜いハルキ〜』
ハルキ
(って、朝からテンション高めで絡んでくるのに)
ハルキの同僚
...ああハルキ
ハルキの同僚
来たのか
ハルキ
おまっ、どうしたんだよ?
ハルキ
目の下のくま、ひどいぞ?
ハルキの同僚
ああ、これか...
ハルキの同僚
は、はははっ
ハルキ
??
ハルキ
おいどうしたんだよ
ハルキの同僚
それがよ...
ハルキの同僚
俺の彼女、浮気してた
ハルキ
っ...!?
ハルキ
は!?
ハルキの同僚
しーっ!!
ハルキの同僚
声がでけえよ!
ハルキ
ああ、すまんすまん
ハルキ
お前、浮気って...
ハルキ
あの彼女さん?
ハルキ
結構前に一緒にバーベキューした?
ハルキの同僚
そうだよ
ハルキ
いや、でも...
ハルキの同僚
『そんな浮気するような子に見えなかった』だろ?
ハルキ
まあ、うん...
ハルキの同僚
浮気するような女には見えないくらい性格良かっただろ?
ハルキの同僚
そこが問題だったんだよ
ハルキ
...!
ハルキの同僚
あいつ、陰で俺以外に3人も彼氏作ってやがって
ハルキ
3人...!?
ハルキの同僚
最悪だよなっ...ははっ...
ハルキ
元気出せよ...!
紗夜
お、ハルキおかえり〜
紗夜
今日早かっ―
ぎゅっ
紗夜
ちょっといきなりどうしたの〜?
ハルキ
.......
紗夜
ハルキ?
ハルキ
紗夜、好きだよ
紗夜
なに、言って...!
紗夜は顔を真っ赤にしていた
その顔が愛おしくて、愛おしくて
二度と、紗夜を離したくないと思った
紗夜
ハルキ、どうしたの?
紗夜
疲れすぎたの?
ハルキ
いや、今日会社の同僚がさ―
紗夜
そうなんだ...
紗夜
それはしんどいね...
紗夜
あ〜もしかして
紗夜
それで私が浮気するかもって不安になったの〜?
紗夜
私はね―!
ハルキ
違うよ
ハルキ
ただ、紗夜を離したくないと思っただけ
紗夜
っ...!
紗夜
もう、それ、反則っ...!
紗夜
私は、ハルキから離れないよっ...
ハルキ
紗夜...
紗夜
ハルキ...っ
紗夜
んっ...
翌日 ハルキ出勤時間
紗夜
...おっそいなぁ
???
す、すみませんっ!お待たせしました!!
紗夜
遅い
紗夜
3分も待たせんなよ
???
す、すみません!!
???
ですから、お仕置きだけはっ...!
紗夜
分かったから!
紗夜
人前で言うんじゃねえよ
???
は、はいっ!
紗夜
...ったく使えない
???
ごめんなさい...
???
でも私、
愛菜
紗夜様のために何でもします







