TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

アプリでの恋愛

一覧ページ

「アプリでの恋愛」のメインビジュアル

アプリでの恋愛

16 - 親と自分を嫌いになった理由

♥

308

2024年07月05日

シェアするシェアする
報告する

龍男

(はぁ……)

龍男

(るなが俺を選んでくれたことには凄く嬉しいんやけどな……)

龍男

(どうしても生まれる後悔のほうが大きいんだよな…)

お母さん

アンタぼぉっとしてんじゃないわよ

お母さん

いい加減ピシッとしなさい!

龍男

はいよ…💢

龍男

(うるせぇな💢)

龍男

母さんにはわかんねぇだろうな俺の気持ちなんて

お母さん

わかるわよ

お母さん

だって私はアンタの母親なんだから

お母さん

アンタのことは何でもわかるのよ

龍男

嘘つくなや

龍男

前にもそう言ってたよな

龍男

もう呆れたんだよその言葉

お母さん

何よ!その口の聞き方は💢

龍男

あ゙?💢

龍男

じゃあ俺が今したいこと何か当ててみな

お母さん

え…?

お母さん

ななチキ食べたい

龍男

(んなわけあるかアホたれ)

龍男

ほら見ろわかってないやん

お母さん

そんなことよりアンタもう受験生なんやから塾行く日数増やすよ

龍男

は~???????

龍男

もういいよ塾は

お母さん

それならスマホに制限かけるね

龍男

は???????

龍男

そんなに俺の行動に制限ばっかかけて楽しい??

お母さん

何いってんの

お母さん

あんたは1人じゃ何もできないでしょ

お母さん

だからこれくらいしてあげないとできないでしょ?(ニコッ)

龍男

は??💢

龍男

(もういい加減にしろや…💢)

龍男

(俺ただでさえ忙しいんやぞ)

龍男

(係班の班長、
部活の部長、
体育祭の
実行委員会、
で週3の塾やぞ?)

龍男

(マジでふざけんな)

龍男

アンタ俺を殺す気か

お母さん

そういうのは死ぬくらい頑張ってから言うものです!

龍男

はぁ……

龍男

ホンマに疲れるわ~……

お母さん

はいはい文句言わない

お母さん

やりなさいって言ったらやりなさい

龍男

はいはい(呆)

龍男

(チッ…クソが…💢
これじゃ全然ゆっくりできねぇし…るなと話す時間も減っちゃうやん…)

龍男

(これだから俺は親が嫌いなんだよな)

6年前………

龍男

先生って頭いいからカッコいいなぁ✨

龍男

ママ~

お母さん

ん~?

龍男

俺将来学校の先生になりたい!✨

お母さん

なら勉強一生懸命頑張りなさいよ〜

龍男

はーい!!

先生

テスト返すぞ~

龍男

今回頑張ったから期待ありだぜ♪✨

龍男

見て~ママ〜!

龍男

テストで80点取れた~!

龍男

凄いでしょ~!♪

お母さん

アンタ80点じゃ駄目でしょ

龍男

ぇ…?

龍男

でも…今回俺…頑張っ…

お母さん

80点じゃ先生になれないよ

お母さん

それくらいで満足するなら先生にはなれないよ〜?

龍男

(そこまで言わなくたっていいじゃん…)

龍男

でも…!

お母さん

ママ忙しいからあんまり騒がないでくれる?

龍男

………

龍男

ごめんなさい…

この日先生になる夢は諦めた

テレビを見ていて

テレビ

おっとここで〇〇の竿に魚が食いついた!

テレビ

凄い引きだ〜!!!

テレビ

釣り上げたマグロの重さは約150kg

龍男

うわ~…!✨

龍男

カッコいいなぁ…

龍男

あんなに大きな魚釣り上げたら気持ちいいだろうなぁ~

龍男

俺将来漁師になろうかな~♪

その日から魚についてよく調べた

お母さん

アンタ将来の夢先生目指してるんだもんね~?

龍男

え…?

龍男

違うよ…?

お母さん

お母さん

じゃあ将来何になりたいの?

龍男

漁師!

お母さん

どうして?

龍男

だってかっこいいじゃん!
おっきい魚釣り上げてみたいもん!

お母さん

だから最近魚について調べてたのね

龍男

うん!

お母さん

アンタ漁師だけはやめときなさい

龍男

え?なんで?

お母さん

漁師だけは駄目

龍男

だからなんで?

お母さん

漁師なんてなったところでなんの意味もないんだから

龍男

ぇ~…

龍男

そうかな~…?

お母さん

そうよ

お母さん

それにアンタ船に乗ったことないでしょ?

お母さん

漁師は漁に行くときに船に乗るのよ?

龍男

良いな~!

龍男

乗ってみた~い♪

お母さん

あんたが乗ったところで船酔いするだけよ

お母さん

だからその夢はやめなさい

龍男

ぇ~…

お母さん

もっと有意義な夢を持ちなさい

龍男

はい…

こうして漁師の夢も諦めた

その日から俺は夢を考えるのを辞めた

せっかく持った夢も 親によって破壊される

だから自分は親が嫌いになった

そして

夢を否定される自分のことも

好きになることもできなくなった

龍男

親なんて嫌いだ…

龍男

俺の居場所はもうあのアプリだけ…

龍男

それをやめさせられたら…

龍男

俺にはもうなにもなくなるな…

龍男

(だからどうかあの3人のすぐ横で笑える日まで…)

親にはバレたくない…

この作品はいかがでしたか?

308

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚