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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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koki

月奈

koki

明日の夕方5時半に

koki

出逢った所で待ち合わせよ

一条

わかった

溜息が溢れてしまう

初期設定の通り30秒経ってから スマホの画面が1段階暗くなる

そして光が消えた

スマホの中身 見せない理由 話したいこと

何ひとつ教えてもらえない儘 脳が動き始める

ひとつの答えに辿り着いては 消し去ろうと必死になる

勝手に葛藤して

勝手に苦しくなって

冗談でも ‘ 別れ話 ’ なんて 考えたくも無かった

寄りかかったソファに 無造作に広がる髪に触れる

産まれ持った黒色の髪が 絡まる事無く綺麗に降りている

君が褒めてくれる様に 頑張った意味があったのか

今日は嫌な思考回路ばかり巡っている

もういっそ寝てしまおう

どうせ明日の夕方には分かる事

全部忘れて微睡みの中に落ちてしまおう

 

ねえ、君は知ってる?

私は彼を見ると同時に

遠くから哀しそうな眼をする君を 視界の隅で見ていたの

彼が亡くなった時

君が漬け込んで来たから冷たくしただけで

彼以外に心を開くのが ほんの少し癪だっただけで

今となっては

屹度、君より私の方が 君に惚れてしまっているの

そんな気持ちだったって知ってる?

隠し事

怒らないから

嫌いにならないから

私はずっと好きだから

だから

独りで何処か行こうとしないで

彼みたいに居なくならないで

私を独りにしないで

私以外に、其の顔を魅せないで。

 

愛してるって、抱き締めて。

 

息が苦しくなる程に、愛してよ。

 

「 その命の代わりに致死量の愛を。 」

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