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37 - 【巫女様の世界特別短編】気づいてないとでも?

♥

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2023年09月29日

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ある日、八大陸に伝えられたパーティー詳細

どうせまたいつものふざけたお遊びだろ

誰もがそう思い、無視をした

だが……

  

えええええええええっ!?

ある者が声を上げたことで

住民たちは困惑をすることになったのである…

数日前

〜お昼頃、沙羅家では〜

桃香

……パーティーに参加して欲しい?

  

えぇ、是非とも桃香様にご参加頂きたく…

美愛

それは四人神としてじゃダメなの?

  

いえいえ!滅相もない!

  

もちろん、四人神様でも大歓迎です

桃香

だってよ

桃香

判断は他の人に任せる

美愛

……どうする?

沙樹

いや僕に聞かなくても……

未門

……

沙樹

あのだんまりしてる未門見れば分かるでしょ…

美愛

断れって事だよな……??

沙樹

大事な彼女を参加させたくないんじゃない?

美愛

いやそれはちょっと過保護過ぎない…?

沙樹

未門ならやりかねないでしょ…

美愛

それもそうだけど……

桃香

えぇ…?そんな悩む?

桃香

と言うかなんで私達だけ?

桃香

神の使いとして行った方がいいならそれで行くけど

  

いえ、今回は少々特殊なパーティーでして…

  

なんせ、過去に貴族がやっていたパーティーをそのまま真似てやるそうで…

桃香

へぇ……

桃香

それはどういう経緯で?

  

我らの家の主様は古の書物を漁るのが好きなお方でして

  

ある書物に書かれたパーティーを自分で作りたい

  

そう模索されありとあらゆる書物を読み漁り

  

ついにそのパーティーが再現可能となったのです

  

そのお披露目として、是非とも我らの大陸の頂点である四人神様に来て頂きたく……

桃香

ふ〜ん…

桃香

いいよ

沙樹

ちょ!?桃香!?

未門

( ˙꒳˙ )

美愛

ほらなんか未門が虚無!

桃香

何故……???

  

ほ、本当ですか巫女様!!

  

ありがとうございます…!

  

では、数日後にまたお迎えにあがります

  

この度は急な訪問、失礼致しました

未門

待って、一つ質問

  

なんでしょうか?

未門

護衛を神の使いの中から2人選んでもいい?

  

えぇ、大丈夫です

  

それくらいは当然です

  

では、失礼します

桃香

護衛って

桃香

誰にお願いするの?

未門

風魔と星奈

沙樹

風魔って意外な人選だね

美愛

星奈ならまだ分かるけど…

桃香

……そんなに意外?

桃香

風魔強いよ?

未門

……まぁいいや

未門

じゃ、その日まで各々ゆっくり準備しておくか

桃香

はーい

沙樹

(なんか……)

美愛

(なんか……)

((素直だな……未門……))

きらびやかな装飾

白をメインとした部屋

ピアノなども置かれており

これが貴族様なのかと実感する

そして何より……

桃香

ちょ…未門?

未門

ちょっと黙ってて桃香

桃香

え…えぇ……?

沙樹

……はぁ

沙樹

疑似結婚式の時もそうだったけど

沙樹

未門は桃香が他の人の目に移る時いつも術で護ってるよね

美愛

なんか……呆れるしかない

風魔

なんで俺ここに……?

風魔

護衛とは聞いてますが未門様いらっしゃるなら不要だったのでは…?

星奈

私も……なんで……

星奈

もしかして巫女様の牽制的な意味で一緒にいろってこと……?

風魔

だとしたら未門様過保護にも程がありませんか?

星奈

なんか……執念を感じる…

  

(はぁ〜…)

  

(神の使い様を生で見れる日が来るとは…)

そう!神の使いである方を間近で見られることである!!

まぁいつでも会おうと思えば会えるアットホームな大陸の長様ではあるんだけど……

  

(巫女様可憐で美しい……)

そう!私はあの麗しき巫女様、沙羅桃香様の大ファンである

普段の温厚な感じからは想像できない人外じみた強さ

なのに、話上手な方

その曖昧さがたまらない

この大陸、ほかの大陸から見ても群を抜いて治安がいい

主な理由としては神の使い様に逆らう人間がいない事だけど

1番の要因は……

  

(あの桃香様に、全員惚れ込んでしまうのよね……)

  

(罪な人だわ…)

  

(でも好き)

あわよくばお近付きになりたい…

部下にして欲しいと、本気で思ってる

この期を逃してはいけない

そう決意し、パーティーへと臨んだ

  

(無理……)

  

(まじで無理……)

  

(全然近づけない…)

  

(話すら出来ない…)

  

(このままで……終わりたくない……)

未門

あ、そろそろ帰る?桃香

桃香

あ、うん……

沙樹

もしかして人混み酔った?

沙樹

大丈夫?

桃香

うぅ……古のパーティー恐るべし…

桃香

先代の方に万歳……

美愛

誰がこの子帰らせてくれ本当に

星奈

私が主催に報告してきます

星奈

先にお帰りになられても問題ありません

風魔

頼んだ星奈

星奈

任せておいて

  

……

  

(タイミング……悪いなぁ……)

  

(もう……終わりか)

せめて最後にもう一度だけみたい

そう思い巫女様に視線を向けた瞬間

未門

( ー̀֊ー́ )︎︎︎︎✧

何故かドヤ顔をしている未門様を見て

全てを察し、苦笑いするしか無かった

???

????

あの……その……

????

困ります……

連れが困っていた

正しくは、私の連れだ

彼が女共に誑かされているのは不愉快だった

だから

???

んふふっ

????

えっ…ちょ…!?

触れるだけのキスを落とし

女共の方を見て、笑って言ってやるのだ

???

私、あなたみたいな"人間"が嫌いなの

この作品はいかがでしたか?

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