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みんないなくなればいいのに…。

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みんないなくなればいいのに…。

1 - みんないなくなればいいのに…。

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2019年03月31日

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消したい人の名前を書くと、

本当に消えるノートが存在する。

そのノートは悪魔が持っていて、

邪悪な心を持っている者に近づく。

そして

そのノートを渡し、

消したい人の名前を書かせる。

邪悪な心を持った者は次々に

邪魔だと思った者の名前を書き

どんどん消していった。

~みんないなくなれば~

詩歌

おはよぉ。
昨日寝落ちしちゃってごめんねぇ。

千世

大丈夫。
私も寝ちゃってたし。

おはよー。

詩歌

おはよー。

千世

おはよう。

詩歌

あ、漣。
昨日貸したノート持ってきてくれた?

あ、やっべ。
忘れちまった。
うわ~。
ごめん。
明日絶対持ってくるから許して。

詩歌

も~。
信じらんない。
先生に怒られちゃうじゃん。

あとでさ、ジュース🍹奢るから。

先生

はい。
それでは答案用紙配ります。

先生

まずは千世~。

千世

は~い。

先生

頑張ったな。
96点。

千世

うそ~。
やったー。

先生

じゃあ次は詩歌~。

詩歌

は~い。

先生

96点。

詩歌

嘘。
やったー!

先生

あ、詩歌待って。
後で職員室来なさい。

詩歌

え?

先生

以上。

先生

はい、次。
曽根気~。

コンコンコン。

詩歌

失礼します。

先生

はい。

先生

座りなさい。

先生

これを見ろ。

詩歌

はい。

先生

千世と点数が一緒だ。

詩歌

はぁ。

先生

点数が一緒所か、正解しているとこ、
間違えているとこも一緒だ。

先生

カンニングしただろ?

詩歌

え?

先生

千世のテストをカンニングしただろ?

詩歌

いや、してないです。

先生

正直に答えなさい。

詩歌

いや、本当にしてないです。

先生

じゃあ何でこんな一緒なんだ。

詩歌

たまたまかもしれないし。

先生

そんな訳ないだろ。

詩歌

じゃあ千世がカンニングしたかもしれないし。

先生

千世の方が成績高いのにそんなことするわけないだろ。

先生

正直に言え。

詩歌

本当に違います。

先生

嘘付くな。

詩歌

本当に。

先生

はぁ。
親にも連絡しておいた。

詩歌

え?

先生

以上だ。

詩歌

ちょっと待ってください。
私本当にしてn…

先生

帰りなさい。

先生

帰りなさい。

詩歌

はい。

ガチャンッ

詩歌

ただいま~。

ママ

詩歌こっちいらっしゃい。

詩歌

ママちがうの。
私見てないの。

ママ

テストの事?
それともノートの事?

詩歌

え…?
ノート?

ママ

漣くんにノート書かせてるんでしょ?

詩歌

どういうこと?

ママ

あなたどうしちゃったの?
千世ちゃんと漣くん困らせちゃって。

詩歌

私何もしてない。
カンニングしたのは千世で、
ノートは貸してるだけだし。

パパ

詩歌。
そんな人のせいにする子に育てた覚えはないぞ?

詩歌

パパまで。
もういい❗

ガチャンッ。

詩歌の部屋…

詩歌

私何も悪いことなんてしてないのに…。
みんな最低。
みんな消えてしまえばいいのに…。

悪魔

娘よ。
泣いているがどうした?

詩歌

誰!

詩歌

パパ、ママ助けて❗

悪魔

お前を信じる者も、助ける者もいないぞ。

悪魔

みんな何も分かってくれないもんな。

悪魔

お前は何も悪いことをしてないと言うのに。

詩歌

そうよ。
何で私が怒られなきゃいけないの。

悪魔

そうだ。
みんな消えちまえばいいのさ。

詩歌

え?

悪魔

都合が悪かったらみんな消しちまえばいい。

悪魔

このノートで。

詩歌

あなた何言ってるの?

詩歌

てか誰?

ママ

詩歌。

ママ

詩歌、早く出てきなさい。

ママ

詩歌、部屋から出てきなさい。

詩歌

いや❗
入ってこないで。

詩歌

もう知らない。

詩歌

あれ、いない…。

詩歌

…。
このノートがあれば…。

次の日…

ママ

お父さん。
この子ったっら昨日ご飯も食べずに、
ずっと部屋に隠ってたんですよ。

パパ

詩歌。
今日はみんなに謝ってきなさい。

ママ

黙ってないで何とか言いなさい!

ドンッ。

パパ

詩歌。

学校…

詩歌

千世。

詩歌

私の答案用紙カンニングしたでしょ?

千世

は?
何で私がカンニングしないといけないわけ。
あんたより頭いいのに。

悪魔

お前に真実を見せてやるよ。

詩歌

カキカキφ(..)

千世

|д゚)チラッ

千世

ニヤリ😏

千世

カキカキ“〆(^∇゜*)♪

詩歌

やっぱり。

詩歌

うざ。

悪魔

こいつこれが初めてじゃないみたいだな。

悪魔

どうする。

悪魔

消すか?

詩歌

消そう…

カキカキφ(..)

千世

なになに?
チクるの?

千世

無駄だよ。

千世

先生あんたのことなんて信じてないから。

詩歌

本当に…消えた…

あ、詩歌おはよう。

どうした。
そんな驚いた顔して。

何だこれ。
勉強ノート。

千世。
誰だそれ。

詩歌

え?

悪魔

そのノートに名前を書かれた者は

悪魔

消すどころか

悪魔

最初から存在すらしていなかった事になる。

詩歌

私にもう近づかないで。

悪魔

おっと。

悪魔

そこの友達は消さなくていいのか?

先生。

僕詩歌に…

ノートを貸せって脅されるんです。

先生

本当か。

貸さないとお前の家族の秘密

みんなにバラすぞって脅されるんです…。

先生

よく言ってくれた。

先生

後は先生に…任せろ。

詩歌

何これ。

詩歌

まったくのデタラメじゃん。

先生

こいつのせいでお前の評判は最悪だ。

先生

でもこいつを消せば…

先生

ノートの問題はなかったことになるぞ。

詩歌

こいつのせいで親ともケンカしたんだ。

詩歌

消してやる。

カキカキφ(..)

何書いてんの?

詩歌

悪魔

それでいい。

悪魔

邪悪な者はどんどん消していけばいいのだ。

ママ

何でこんなに遅いのかしら。

パパ

俺たちの娘はこんな不良じゃない。

詩歌

私はどんな存在かな。

ママ

あんたはうちの子ではありません。

パパ

残念だが育てた子を間違っていたらしい。

詩歌

じゃあ2人ともいらないね…

ママ

どういうこと?

パパ

頭を冷やすんだ。

カキカキφ(..)

詩歌

どこ?ここ。

悪魔

フッフッフ

悪魔

親2人を…消しちまったな

詩歌

ここはどこ?

詩歌

何で私がこんな所に。

悪魔

お前も

悪魔

消えたんだよ

詩歌

え?

詩歌

何で?

悪魔

ハハハハ ハッハッハッ

詩歌

何なのよ。

悪魔

お前を生んだ親が存在しなくなったら

悪魔

お前も存在しなかったことになるのは当たり前だろうが。

詩歌

そんな!

詩歌

私を戻して!

悪魔

そんなことできるわけないだろ。

悪魔

お前はもう存在しないことになってるから。

悪魔

一生ここに閉じ込められる。

詩歌

ふざけないで!

詩歌

早く出して

悪魔

お前は多くの人の存在を消した。

悪魔

その罪は大きい。

悪魔

さて…

悪魔

そのノートを返して貰おうか!

詩歌

うそ!

詩歌

いや!

詩歌

いや!いや!

詩歌

いやーーーー!

さて…

次の人間を

探すか…

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