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ニューロAI
ある星の調査に向け船内にて、 彼らは最終ミーティングを行っていた
ペイロードSP
今回の重大な調査において、 彼はペイロードスペシャリスト、 調査対象に関するトップである。
コマンダー
今調査において、 彼は全権を担う、 搭乗員にとってのトップである。
ミッションSP
この船、スペースシャトルにおいて、 彼はスペシャリストであり、 コマンダーの指示に従う者だ。
ペイロードSP
ペイロードSP
そう言ってペイロードが取り出したのは
琥珀色に輝く小さなカケラ
ペイロードはそれを、 人間の脳の構造を元に作られた
現地球の最大化学である ニューロAIの自動検知システム、 センサーである台座にソッと乗せる。
ニューロAI
ペイロードSP
ニューロAI
音声の後、 ホログラフィックによる分子配列が 天井を埋め尽くす。
ペイロードSP
ミッションSP
コマンダー
ペイロードSP
ミッションSP
コマンダー
ペイロードSP
ペイロードSP
ペイロードSP
コマンダー
ペイロードSP
ミッションSP
ペイロードSP
コマンダー
ペイロードSP
ペイロードSP
ペイロードSP
ペイロードの言葉からは重さを感じ 調査の重大性、 人類、星の起源、 存続、意思、 未来への渇望 その全てを表していた。
ニューロAI
ニューロAI
デブリ… 宇宙ゴミの事であり、 現地球の環境問題でもある
その場の空気は一転し、 凍り付いた… 1番に声をあげるのは
コマンダー
ミッションSP
ペイロードSP
ペイロードSP
2年前 ペイロード宅にて
ペイロードSP
ニューロAI
ペイロードSP
ニューロAI
デスク上に白く、滑らかな球体の ホログラフィックが浮かび上がる
ニューロAI
ペイロードSP
目を見開いた 音で聞いた事実に 耳を疑ったからだ…
ペイロードSP
ニューロAI
ペイロードSP
ペイロードは頬杖をついた
ペイロードSP
ペイロードSP
ペイロードSP
ニューロAI
ニューロAI
ニューロAI
ニューロAI
船内は緊迫していた
コマンダー
ミッションSP
ペイロードSP
コマンダー
ミッションSP
コマンダー
ペイロードSP
コマンダー
ミッションSP
ペイロードSP
我々は恒星から 離れ過ぎた 光はもはや我々より遅く
今日の次に 明日と言う言葉は 間違いになる
コマンダー
コマンダー
コマンダー
静まり返ったその空間では これ以上の気休めは 不要であった
その後、彼らは黙々と 作業を始めた 着陸の迫った…残り少ない時間に
地球の未来を背負いながら
ニューロAI
ニューロAI
ペイロードSP
大地に降り立ち、 周りの景色に戸惑いを見せる3人の中 ペイロードは声を荒げた
ペイロードSP
コマンダー
ペイロードSP
ニューロAI
ペイロードSP
ニューロAI
ペイロードSP
コマンダー
大地が広がるその景色の中に 文明を象る建造物は 皆無だった
ミッションSP
指を指す その方角には、 一粒の影がたしかに見える
3人は走った この予想を裏切られた現実に 何か見落としがあると信じて
ミッションSP
コマンダー
ペイロードSP
その人影は次第に大きくなり その影の正体は
茶色の単衣を纏った 老婆であった
ペイロードSP
老婆
ペイロードSP
コマンダー
ミッションSP
老婆は我々を見ると 小さな笑みを浮かべながら ゆっくりと答えていった
ペイロードSP
老婆
老婆
老婆
言葉が出なかった 3人は現状を呑み込めず 立ち尽くしばかり
深く深呼吸したペイロードは 一番重要な質問を投げた
ペイロードSP
ペイロードSP
ペイロードSP
老婆は語りだす
数百年程前 この星は文明が栄えていた
空を走る車 意図的に復元される細胞 他星間交流 全ての科学を彩った
だが問題がおきた 受け入れの需要に見合った 供給源の不足だ
統治者
統治者
統治者
統治者
統治者
ある星の民は叫んだ
異星民
異星民
異星民
彼の言葉に 耳を傾ける者はいなかった
彼は研究を続け、 意図的な進化を遂げる物質 琥珀色の物質を完成させた
異星民
異星民
異星民
異星民
異星民
異星民
異星民
この星の調査を中止せよ
ペイロードSP
ペイロードは膝から崩れ落ちた 全てが無駄になったのだ だが質問は絶えない
ペイロードは声を振り絞る
ペイロードSP
途中…ペイロードの脳に 記憶が流れた
解析率、97%完了… 残り予測時間、計算中… 完遂後、現状結果との誤差、 0.1%未満。結果を表示しますか?
誤差、0.1%
ペイロードSP
コマンダー
ペイロードSP
ペイロードSP
ペイロードSP
ペイロードSP
ペイロードは抜け殻となった 虚な目は ただ空間を見つめていた
ミッションSP
コマンダー
老婆
老婆
老婆
コマンダー
ミッションSP
調査は進まない それどころか
望んでいたものさえ 露と消えたのだ…
ミッションSP
ミッションSP
コマンダー
ミッションSP
彼は違った
未来への希望を忘れず 出来ることの中で
最高の選択をするのが コマンダーである
コマンダー
ミッションSP
ミッションSP
ミッションSP
コマンダー
老婆に身体を向け 敬礼する
コマンダー
ミッションSP
老婆
老婆は変わらず… 笑顔で頷く
老婆
出来る事は 限られるだろう…
文明の消えた この星で
彼らは 出来る事をやる いや、そうするしか無かった
ニューロAI
ニューロAI
ニューロAI
ニューロAI
ニューロAI
ニューロAI
ニューロAI
彼らが調査に向かい 数百年の時が過ぎていた… 地球にて
科学者
男は携帯を切り 独りつぶやいた
科学者
科学者
科学者
ニューロAI
ニューロAI
ニューロAI
科学者
ニューロAI
科学者
ニューロAI
ニューロAI
この星の調査を中止せよ