テラーノベル
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待ち合わせ時間、1時間過ぎ
何回目かの、ため息をした
また、またかと思考が巡る
もう何度も何度も同じことをされた
やっぱり、必要じゃ無くなったのかな
彼の部屋に置いてあった
使わない口紅と、香水を思い出す
なんだ、別の女が居るのか
それだけだと、思ってたのに
大事にしていたのは、私だけみたい
……なんだか、疲れちゃった
どうせ来ないし、帰ろうかな
深夜に思い出したかのように来るであろう連絡に
憂鬱さは増すばかり
こんなに準備したのに、馬鹿みたい
一方通行すぎた恋だったんだ
だったら、もういいや
全てが嫌になって
可愛く取り繕わなきゃなんて思考すら消えていく
黒くて、石みたいな目をしてると思う
太陽に反射させても、もう輝けない
遠くから来る
見覚えのある男を
見て見ぬふりして、帰り道を進んだ
そっちが先に、始めたんでしょ?
私にも、それをする権利はあると思うの
コメント
3件
い、1時間……!?1時間もずーーーっと待ってたの……!?しかも何度も何度も同じことをされてた、って……確かにそんなことされたらもうどうでも良くなってしまうよね……それに女の影もありそうだし……😢😢 いくら見覚えのある姿が目に入っても私も速攻帰るかな……元々浮気(?)してるし、何っ回も遅刻してる人にはこれくらいのやり返しがあってもいいもんね!! いつか「私」に幸せが訪れますように……😌💭