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今日も始まった
このままずっと寝ていたい
そう思うのは何度目だろう
でも、起き上がらなければいけない
そう思い私は仕方なく重い体を起こした
階段を下りリビングへ行くとそこには誰も居なく、ただ窓の外の風の音だけが響いていた
ゆい
安心した私は手早く朝ご飯を作り食べ終えた
トン トン トン……
ご飯を食べ終えたすぐ後誰かが階段を下る音が聞こえ、ゴクリとつばを飲む
ゆい
ゆい
ゆい
やがて階段を下り終えこちらにやってくる人の足音
お母さん
お母さん
お母さん
リビングに来た母が不機嫌そうに私に向かってそう吐き捨てた
今日はいつも以上に機嫌が悪そうだ
ゆい
お母さん
ゆい
その言葉しか私は言えなかった
お母さん
同じ言葉しか言わない私 それが母をより一層苛立たせた
お母さん
そう言いながら私の背中を蹴る
私が黙り続けていると母の足の動きが止まった
お母さん
母がそう言ったのと同時に私はリビングを出た
ゆい
ゆい
じゃないと、また母に会ってしまう… 母が起きる前に家を出て行かないと…
ゆい
この言葉を聞いて心が痛むことはなくなってしまった
自分の部屋の中に入りカレンダーを見る
ゆい
1年前、私の妹のななが車に轢かれて命を落とした
そっからだ母が私に暴力を振るうようになったのは
これがいわゆるが虐待なのだろう
母は私より100倍も出来の良い妹の事を気に入っていた
その考えは妥当だろう
妹は賢くて、運動神経よくて、可愛くて、元気で、人気者で…
私とはほとんど反対にいる人間
ななが死んでから母の性格はより一層悪くなった
もともと母は性格が悪く、そのせいで父と離婚してしまった
父も居なく味方の居ない私は母の暴力に頑張って耐えるしかなかった
ゆい
さっきまで蹴られていたせいか背中がヒリヒリする
制服に着替えようとパジャマを脱ぐと背中に跡ができていた
ゆい
跡が何個もついた背中を見てつぶやく
ピロン
ゆかり
そのLINEを見て急いで用意を済まし、母にバレないようにこっそり家をでた
ゆかり
ゆい
ゆかり
ゆい
ゆかり
ゆい
ゆかり
ゆかり
私の数人しか居ない友達に心配をかける訳にはいかない
ゆい
ゆい
ゆかり
そう呟くゆかり その時私の中で何かが弾けた
ゆい
思わず声に出してしまった
ゆかり
ただ小声だったためなんて言ったか聞こえていない様子のゆかりを見て安心する
ゆい
そうだ…
私バカ見たい…
ゆい
ゆかり
何で今まで気づかなかったんだろう
我慢なんてする必要がなかったんだ
今回はここまでです! 続きが読みたい人はハート♡お願いします!!次の話はハートが5個いったら書こうと思います!!!(書いてないけど笑)
来ない場合はまた別の話を書こうと思います!