お盆

ガタンゴトン…

ガタンゴトン…

…ガタンゴトン

──ねぇ ──はどうして──なの？

ふふふ─── そんな──しなくても─ 大丈─夫 いつか────な─ず─……

先程の事で、眠気が起きてからか 久しぶりに夢を見てしまった…

ぼんやり外を眺めると 近くに大きな川があった。

川の流れもゆったりしていそうで、 時折釣りをしている人も見かける。

小さな子も川遊びをしているようだ…

毎日の様に続く酷暑に早くもへばりそうで、歳を重ねてしまったと自覚をする。 昔はあんなに元気にはしゃいでいたのにな…

そう、しみじみしていた時 優しそうな女性の声が聞こえた。

これは…夢ではなく…

おそらく…

申し訳なさがあったのか、口がこもる女性に多分この事だろうと先に言う。

女性は少し驚いた顔をしていたが、 すぐににこやかに微笑み、向かいに座った。

さすがにここまで来ると、自分でも驚く。

心底嬉しそうに話す彼女は人柄も良さそうだ。

優しくお腹をさする姿はまさに母親のようだった。 いや？もう母親なのか…

そう言って彼女の手に古びたお守りを渡す

次は〜 □О駅〜 □О駅〜

きっと大丈夫でしょう。

だって───────