テラーノベル
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朝。教室。教師はいない。あちこちで話し声がしている。 遥は自分の席で教科書を閉じた。移動教室の準備をしようと立ち上がる。その瞬間。
男子A
肩をぶつけられる。遥はよろける。何も言わない。
男子B
遥は一歩下がる。通り過ぎる二人は笑っていた。
女子A
女子B
女子C
笑い声。遥は黙って鞄を持つ。廊下へ出ようとした時。
男子C
男子D
男子C
男子D
二人はわざと大きくため息をつく。すれ違いざま。肩がぶつかる。振り返りもしない。 遥は立ち止まらない。そのまま歩く。 階段。後ろから声。
男子A
遥は反射的に止まる。振り向く。
男子A
男子B
笑い声。
男子A
男子B
また笑う。遥は頭を下げる。何も言わず歩き出す。 移動教室。席に着こうとすると。
女子A
女子B
女子C
遥は何も言わず。後ろの席へ移る。
女子B
女子A
授業が始まる。教師は何も言わない。 放課後。昇降口。靴を履き替えている。
男子C
男子D
男子C
男子D
男子C
男子D
男子C
笑う。遥は聞こえている。でも顔は上げない。靴ひもを結ぶ。
男子A
男子B
男子A
男子D
男子C
笑いながら帰っていく。遥は一人残る。昇降口は静かだった。 「嫌い」 その言葉は。遥にとって、「距離を置きたい」ではなかった。 怒鳴られること。笑われること。邪魔だと言われること。存在を否定されること。 それら全部を含めて、「嫌われる」だった。
#ドラマ
ruruha
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コメント
1件
いや、これ……読んでて胸がぎゅーってなったわ。 「嫌い」って単語が、単なる拒絶じゃなくて「存在ごと否定する暴力」になってる感じがすごく生々しかった。 教師が何も言わないシーンとか、むしろそっちが怖い。 遥が「距離を置きたい」じゃなくて「全部含めて嫌われる」って解釈してるのが、もう……やるせなさすぎる。 続き、どうなっちゃうんだろ。気になる。