甘酸っぱい、青春
いつか、消えてしまう私
ため息なんて、らしくない?
とんだ暴言ね、泣くわよ
なんて、頭の中で響く自分の声
喋る相手とか、居ないから
残り物の、私
見つめた、セール品のチョコ
……なんだか、似てるね
お揃いだね
なんて言ったら
流石にチョコに失礼かしら
守ってくれるものも無く
風に晒され続けるチョコと
守るなんて論外で
好奇の目に晒される私じゃ
…やっぱり、そっくりね
だから、見て見ぬフリをする
中途半端な同情ほど
惨めなものは無いから
コメント
1件
セール品のチョコを見て自分と重ねている「私」を見て切なくなった……😢😢 似てると思ってもチョコに悪い、って気持ちの切り替えが出来たかと思えばもう一度、そっくりだと認識しているところやタイトルの「手を離した」から最終的に似た者同士のチョコを手放してしまったところが特にギュッと胸を締め付けられた……