その声が、響く場所
その存在を、見られる場所
ここは、そういう場所だと
幼いながらに、認識していた
なにか、他人に依存して
付属品の、人生を歩みたかった
…勝手に、楽したかっただけ
だから
今いるこの場所が
かつて通いたかった場所と
同じ名前を冠するものだと
信じたくなかった
こんなに、苦しくない
こんなに、行きたくないなんて思わない
こんな
こんな、暗い感情
しらない
ねぇ、あんなに好きだったのに
どうして、ここが
こんなに、苦しいの
………………そっか
この場所に依存してた訳じゃない
ただ
貴方に、依存してた
貴方に会いたかった
貴方の声が聞きたかった
貴方の姿が見たかった
貴方が居ないこんな場所
……平気な顔して、行けるなんて
皆、とっても強いのね
コメント
1件
貴方がいるからこそ今いる場所に価値があったけど、今は貴方がいないからこの場所に価値がないっていうことに気づいて比較してるとこがいいな、って思った💭 そして語り手さんにとって貴方の存在はとても大きなものだから相当依存していたことが伝わってきて胸が苦しくなった……っ