俺を呼ぶ声がする…
ん?俺の頭の中から聞こえてくる。
お前は誰だっ!
お前とは失礼な!
私にもちゃんと名前があるのですよ?
あなたと同じ名前がね。
?
分かりませんか?
まぁ無理もないか。
私はあなたをずっと見てきたんです。
今日という日を今か今かと待ち望んでいた。
そうっ!
あなたに代わって自由になれる日をね。
(恐怖で顔が青ざめている)
どうしましたか?
青ざめた顔をして。
あなたの魂の力が
弱まっている今だからこそ、
こうやって話しかける事ができたのです。
何を怖がる事があるのですか?
あなたが望んでいた事でしょう?
「消えてなくなりたい」と。
あなたはどうしてそんな簡単に
命を粗末にできるのですか?
一時の感情に任せて
「死」を軽々しく口にしてほしくないのですよ。
もっと命を大事にして下さい。
また「死」を口にしたら…
分かりますね?