夏が始まってた
そんな日の朝だった
俺の人生の転機的なことが 始まろうとしていた
ドーン!
教室のドアが勢いよく開いて ソイツらが来た。
芹
霧矢
湊
芹
謝り方どうにかしろっての、
川島先輩
川島 紬
文学部の先輩、 優しい人だと思ってる
芹
ほんと愛想いいやつだと思う
ほとんどの人と初対面で仲よくなるとか フレンドリーすぎだろ、
川島先輩
芹
そして相変わらずのアホっぷり
霧矢
芹
川島先輩
芹
芹
霧矢
あー、そういや後1ヶ月か、
毎年恒例らしい文学部の 本を出すってやつ
去年はテキトーに俳句出したけど
今年は、、。
今年は何を書こうか、
川島先輩
芹
川島先輩
またかよ、またこのくだり
湊
どーすんだよ、
「 付き合ってる 」とか言われたら
立ち直れなくなる癖に、
霧矢
芹
川島先輩
図星でしか無いけども
そんな言われたら傷つくだろ
湊
湊
いや説明しよう
部活に来た今の俺の気分を
なんか知らねぇけど怪訝そうにしてる 霧矢
死ぬほどニヤニヤしてる 川島先輩
顔面崩壊寸前である芹
カオス以外の何者でもねぇよ
なんだよ、これ
霧矢
芹
川島先輩
湊
嗚呼、嫌だ
今すぐに此処を抜け出したい
湊
川島先輩
芹
俺に勝ち目は無いらしい
芹
しばらく話していたら急に立ち上がる芹
表情が曇っていた
そんなにアイツが好きかよ、
川島先輩
芹
川島先輩
湊
川島先輩
湊
川島先輩
湊
川島先輩
川島先輩
湊
川島先輩
湊
走って 走って
君を追いかける
多分もう答えは出ている
振られる
そんなの最初から分かっていた
分かりきっていた
それでも追うのは
好きだから
それ以外に言葉なんか無かった
湊
芹
湊
湊
芹
湊
芹
湊
芹
ほら、な?
コイツは俺じゃダメだ
俺との会話じゃ笑わない
アイツが近くにいれば アイツと話さなくても笑うんだ
俺との会話が楽しいからじゃない
アイツが近くにいるのが嬉しいから
湊
芹
湊
湊
俺、この後泣き崩れるかもしんねぇや
もし振られたら、 誰か慰めてくれっかな 笑
まだ、まだ笑っていられる
芹の瞳が揺れたのだって、 きっと気のせいだから。
コメント
12件
紬先輩って川島だったんですね(( もうホントに紬先輩が良すぎる。推そ。
うぇい、 いいじゃない。 素敵な恋愛よ🥺💞