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次の日
僕
ピンポーン!
小春
僕
小春
小春
僕
僕
小春
僕
バチンッ!!
僕
小春
珍しく怒っている
小春
小春
小春
僕
小春
僕
小春
小春
ガチャ
今は亡き彼女の家。合鍵を使って入る
僕
懐かしい匂いに頭がクラクラした
僕
僕
僕
リビングで玲央くんが倒れている
僕
僕
怜央
僕
僕
僕
怜央
怜央
僕
僕
怜央
僕
玲央くんは水に手を伸ばそうとソファから降りる
怜央
ふらついて地面に倒れてしまった
僕
僕
怜央
怜央
もう真央はいないのに
沈黙が続く。外は肌寒い
夕日が沈みかけていた
怜央
怜央
僕
真央
真央
その声。
その笑顔。
胸の奥で何かが狂い始める音がした
僕
声が震える
僕
怜央
玲央くんは振り向く
不思議そうに首を傾げるその仕草が
どうしようもなく【真央】だった
怜央
目の前が涙で滲んで境目が分からなくなった
僕
怜央
玲央くんは何も言わなかった
その沈黙が優しく、甘く、おかしくなりそうだった
僕
僕
僕
玲央くんはそっと僕の頬に触れた
怜央
僕は限界を超えてしまった
もう誰を見ているのか分からない
怜央
ハンカチは真央と同じ柔軟剤の匂いがした
怜央
怜央
怜央
僕
横顔
もう、真央にしか見えない
目の前にいるのは真央だ。
そう思った瞬間、僕の中で何かが壊れた
僕
気付いたら手を伸ばしていた
怜央
僕
心臓の音がうるさかった
気が付いたらベットで二人横たわっていた
玲央くんは隣で静かに眠っていた
僕
目を閉じた横顔は間違いなく真央だった
僕
けどよく見ると違う。
頬の骨格、唇の形、呼吸の浅さ。
どれも【真央】じゃない
僕
僕
それなのに、胸の奥が痛いほど暖かい