この物語はフィクションです。
実在の人物、団体、事件等には一切関係ありません
注意:一部、グロテスクな表現があります。ご注意下さい。
布団にもぐりこんでいるためか、薄く開けた目の前は暗い。
僕は慎重に身体を動かし、掛け布団を持ち上げた。
「……っ」
とたんに何だが重苦しい、むっとした臭気が布団の隙間から入ってくる。
暗さに馴れた目は、すぐに部屋の中の異変を捉えていた。
咄嗟に唇と頬の内側を噛むことで、声と吐き気をこらえる。
僕の目の前にあるものは、まぎれもなく人の。
床には薄く広く不吉な色が広がる。
乾き切らないぬめりは、室内の乏しい光源を反射していた。
視界の隅には、やけにぱさついた髪の束が散らばっているのも見えた。
その先にあるホースのような形状のものを見たくなくて、僕は視線を引きはがす。
室内を白***********************
*****
********
************************
****************
***************************
*********
******************
コメント
1件