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#可愛い
トド村
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ドッペルゲンガー失格特別編(地獄子のプロフィール公開)
・宍戸地獄子(ししどへるこ)、年齢二十三歳、職業携帯販売員(週六勤務)。
・身長148cm、体重■■kg。
・B9■、W59、H86。骨格ストレート。
・長い茶髪、目の下に濃いめのクマあり
・重度の猫背。
・自己肯定感0。対人関係に対する極度の怯えあり。
・潜在魔力量 ■■■■■■■■■(測定不能)。
・両親との関係 ■■■■■■■■■(地獄子の魔力に妨害され測定不能)
・初恋の相手 お料理マカロン(教育番組に登場する隻腕の魔法少女)
・特技 料理、お菓子作り、2024年から2026年に
製造された携帯の知識が豊富。
・趣味 ネットサーフィン、不貞寝
楓子さんの事務所内にゆっくりしたタイプ音が響く。
女子高生形態の小守が天井に逆立ちしながらぶら下がっている。
紫色のギザギザツインテールが重力によってだらんと垂れ下がる。
「ママ何書いてるの?」
小守が重力で捲れそうになるスカートを手で抑えながら人差し指だけで古いノートパソコンをタイピングする楓子さんに尋ねる。
「これかい?こないだの箒の破片から得た地獄子ちゃんのデータさ。
呪いを解くヒントになるかなと思ってね」
「ふーん」
小守が天井にぶら下がりながらじっとノートパソコンに表示されたプロフィールを見る。
「よし、オレより身長低いな」
勝ち誇ったように小守がほくそえんだ。
「しかし困ったな」
「どうしたのママ?」
「魔力量が多すぎる」
「多すぎるとなにかまずいの?」
「地獄子ちゃんの感情が高まった時に魔力が暴走する可能性がある」
「たとえば?」
「白馬の王子様とキスした瞬間王子の頭が爆発する」
PC画面を眺めながら楓子さんが真剣な顔でそう言う。
「ちょっと見てみてーかも」
「こら小守」
「でもよー、それならあの陽キャオーラがうざいドッペルゲンガー殺すしかなくねぇか?」
「……天国美を殺すのはあくまで最終手段だ。今は地獄子ちゃんに魔力のコントロールを覚えてもらおう。」
真実の愛を見つけ出す前に、まず自分を好きになってもらおう。
そう呟き、楓子さんがPCの横に置いてあった紫色のスマートフォンを手に取る。
「……おかしいな、画面が真っ暗だぞ」
楓子さんが不思議そうにスマホ画面をタップする。
「ママ電源入ってない」
「なるほど」
電源を入れ、待ち受け画面を見て楓子さんが目を細める。
そこには植物園で撮った天国美とのツーショット写真があった。
画面をスワイプしてLINEを開く。
「さぁ、明日はLesson3だ。」
楓子さんが地獄子達にLINEmメッセージを送った。
鬼が出るか蛇が出るか。
次回水着回。
タイムリミットまであと45日。
コメント
1件
第9話、拝読しました!番外編で地獄子さんのプロフィールが一気に開示されるの、すごく面白かったです。身長148cmで自己肯定感0、対人関係に怯えながらも測定不能の魔力…そのギャップが切なくもあり、愛おしくもあります。楓子さんと小守のやり取りも絶妙で、「王子の頭が爆発する」には思わず笑っちゃいました。真実の愛より先に自分を好きになることから始める、という楓子さんのスタンスにじんわり。水着回、楽しみにしてますね!