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るるくらげ
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保谷東
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すると森田先生がやってきた。そして一言目。
「おお、揃ってるね!じゃあ早速やろうか。・・・あいさつは伊佐木君でいいかな。今日は、よろしく頼むよ」
「はい・・・・それじゃよろしくお願いします」
と合わせたように頭をお互いにさげるとゼミが始まった。
「歴史」
何から話が始まるのかと思ったらそこからだった。
先生はホワイトボードにマーカーで線を引き、そこにあることを書き込む。それは僕らの前の事。つまり歴史の事。
僕らは森田研究室11期生として合格した。とのことだった。森田先生が大学に来て研究室を持って、送り出した卒業生は10年間。つまり11年目が僕たちということになる、
そもそも森田先生の経歴というのは、日本に居れば誰しもが聞いたことがあるような大きな企業に勤めていたのだけれど、あることを思って大学で研究室を持つことになった。とのことだった。
森田先生と同じような研究をしていた教授、山内教授という人が居てその人の研究を引き継ぐ形で森田研究室は立ち上がった。とのことだった。
「僕はね、真面目とか、いいこちゃんとか、優等生があんまり好きじゃないからね」
と笑顔で僕らに言い放つ。それを聞いて少し笑顔になるしか返事ができないのだけれど、そうするしかないわけで。
それから実験内容へ。どうも話を聞いていると森田研究室で行われている実験は実際に先生が現場において感じたことや、先生の企業繋がりで委託されている実験もあるらしい。
そして話は作業着の話になった。
「今年も作らないとね、作業着」
「そうですね」
と院生の1人が森田先生に答えた。
先生は作業着を指して〝会社ごっこ〟というのを僕らにいった。会社には部署があって係がある。そして担当もある。
「一人一役」
そう、ホワイトボードに先生は書き示した。
「だから、森田研では係もやってるから、それも今日決めちゃおうか。伊佐木君と中村君は総務だからそれ以外を決めないとね」
「はい」
彼は返事をした。
森田研究室で決めなければいけないことが2つ。1つは実験班。自分がどの実験をやるのか。ということ。これは今後のゼミで内容を詳しくやるらしく、今日は係の方。こういうゼミ室をとったりとか、ホワイトボードをよういしたりとかをするのが総務という仕事の役割らしい。
係は、総務・会計・企画・卒研・卒業アルバム・ISOだった。
各2名選出される。役割については、会計はそのままお金の管理。企画は森田研が学園祭に参加や合宿などをやるときに計画する人、卒研は卒業研究に関わること。中間発表とか論文を出すとか。卒業アルバムはそのまま。写真をとって卒業の時にまとめる人。そしてISOは簡単に言うと「整理・整頓・清掃」を担当する。大学も関係しているとのことだった。
で、総務の2人は既に決定している。どこでどう決まったのか分からないが、どうやら話を聞くと来年の2月に毎年やっている森田研OB会の準備があり、それに向けてこの2人は既に動いているらしい。
OBに開催日時の連絡や大学の食堂の予定をとる、飲食の予約など。
「・・・真本君は部活をやっていたよね?だから企画がいいと思うんだけど」
と4年生に言われ「はい、分かりました」と返事をした。
ということで僕は企画に。もう1人は飯野君に決まった。早坂君はというとISOになった。
そして森田先生は係が決まるとあることをホワイトボードに書いた。