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承知いたしました。悲しみは一瞬、爆発は永遠! 幽霊となった断罪院 憐を現世に引きずり戻すため、一行は生身の人間が立ち入ってはならない禁断の領域、**『私立・輪廻転生禁止冥界学園』**へと殴り込みをかけます!
「……ちょっと! 貴様ら! 幽霊の私を差し置いて、羊くんをこんな薄暗い場所に連れてくるなんて、校則第666条『死後も付きまとう権利』の侵害よ!!」
半透明の姿になった憐が、実体のない警棒(エクトプラズム製)を振り回して吠える。彼女の怒気だけで、周囲の浮遊霊たちが恐怖で成仏していく。
「先輩、落ち着いてください! 今、生き返らせる方法を探してるんですから!」 生身の体で霊界に突入した贄田 羊が、アイ・ゼツの作った「霊体保護スーツ」を着て叫ぶ。
「お兄ちゃん! 憐さんの魂を捕まえるために、三途の川を『爆裂魔法』で干上がらせておいたよ! これで歩いて渡れるね!」 ショコラが杖を一振り。川が蒸発し、閻魔大王のペットの龍がバーベキュー状態で打ち上げられる。
冥界の主・エンマが、巨大な審判の机を叩いて立ち上がった。 「ええい、騒々しい! 誰だ、死者の列に割り込んでピクニックをしているのは! 断罪院憐、お前は生前の『看板損壊罪』が多すぎて、地獄行き……」
ガシャーーーン!!
憐が(幽霊なのに)気合でエンマの裁判机を粉砕した。
「黙りなさい! 私を地獄に送るなら、羊くんもセットで送りなさい! 離れ離れにするなんて、宇宙の風紀が乱れるわ! 貴様、それでも管理者(委員長)なの!? 根性が叩き直してあげるわよ!!」
「……ひ、ひいいっ! 死んでるのにこの威力!? 誰か、この『不純な生霊』を止めてくれ!!」 冥界の王が、かつてない恐怖で震え上がる。
アイ・ゼツ: 「閻魔のサーバーをハッキング。憐さんの死亡データを『有給休暇』に書き換え完了しました」
金成リッチ: 「おーっほっほ! 冥土の土産に、純金製の地獄の門を寄贈しましたわ。代わりに、憐さんの魂を今すぐ返却して下さる?」
忍者・シノブ: 「……拙者は、死神の影。……鎌を奪い、死の概念を、斬った……」
ついに奪還した憐の魂。しかし、肉体に戻るには「強い生命の執着(愛)」が必要だった。
「マスター。憐さんの肉体を保存している培養ポッドに入り、彼女の魂と『ダイレクト・リンク』してください。……要するに、密室で超至近距離の愛のささやき(不純行為)を強要します」 アイ・ゼツが、鼻血を出しながら設定をセットする。
「……羊、くん。……いいの? 私を、またこの『地獄(日常)』に呼び戻して。……私、生き返ったら、もっともっと、貴様を縛り付けるわよ?」 半透明の憐が、少しだけ不安そうに微笑む。
「……いいですよ。先輩がいない学園なんて、看板が壊れなくて寂しすぎますから」
羊が憐の(冷たいはずの)頬に触れた瞬間、ポッドが愛の熱量で大爆発!
「「「「「生き返れぇぇぇぇぇ!!!」」」」」
バサッ! と、霊安室のシーツが跳ね上がった。
「……ハァ、ハァ……! 校則第1条! 委員長の許可なく死ぬことは、……厳禁よォォォ!!」
断罪院 憐、完全復活。 彼女の背後では、衝撃波で病院の看板がすべて粉砕され、ショコラが「お帰り!」と泣きつき、アイ・ゼツがデータを保存し、リッチが全快祝いのパレードを準備し、シノブが影で安堵の溜息をつく。
「……羊くん。……約束通り、死んでも離してあげなかったわ。……覚悟しなさい。これから毎日、一秒ごとに『生きてる喜び』を分からせてあげるから!」
憐が、羊の首根っこを力いっぱい抱きしめる。 その心拍数は、かつての\(200%\)を超え、測定不能の領域へ。
死すらも「不純」として蹴散らした一行。 恋愛禁止学園の歴史に、また一つ**「死神すら逃げ出す愛の暴走」**という伝説が刻まれたのであった。
(復活編・完)