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#ハッピーエンド
瑠璃マリコ
7,417
ひより
489
#上司と部下
ゆうた
119
77
「んうぅっ……っ…………んんっ」
互いの唇が、混ざり合った唾液でベトベトになるほどのキスを交わし、俺は時折、腰を揺らす。
「んぅぁっ……」
ひとしきり由恵の唇を堪能した後、焦らしながら顔を離していくと、二つの唇の間に細い銀糸が儚げに繋がっている。
──まるで、俺と由恵の関係みたいだな。
少し触れただけで跡形もなく消えそうな糸に、どこか感傷的になっている俺。
──何で、セックスだけの女に……こんな気持ちになるんだ? 不貞行為をしているとはいえ、俺は既婚者だぞ?
気持ちのやり場をどこへ向ければいいのか、もどかしくなった俺は女の腰を掴み、陰茎を強く穿つ。
「んあぁっ……」
由恵が艶声を漏らした瞬間、糸がプツリと弾け、口角から涎が筋を作りながら滴り落ちると、俺は舌先で掬いながら、女の舌をネットリと戯れさせ、縺れさせる。
濡れた音が俺の耳朶を震わせ、女の頭を抱えながら、丹念に唇を味わった。
「俺を…………煽んなよっ……」
気の遠くなるようなキスの後、由恵の括れを引き寄せ、繋がった部分を密着させると、柔肉の頂きに佇む肉粒を舐め転がしながら肉砲を貫く。
「んああぁっ…………なっ……夏樹……さんっ」
「くっ……っ……ゆっ…………ゆ……えっ……」
色欲に満ちた女の表情が見たくて、剛刀を激しく振り立てながら眼差しを送ると、頬を濡らしている由恵に見つめ返される。
乳房を上下に揺らし、哀願するような女の瞳に、胸の奥が苦しい感覚に襲われた。
狂気に取り憑かれたような腰の律動が止められない。いや……止まらない。
散々擦り上げた女の肉壁が、なおも俺を離さない、と言いたげに竿を締め上げ、きつく絡み付くと、俺のモノがビクンと膨張していく。
「あんっ……あうっ…………あんっ…………ダメダメッ! んああぁぁっ──!」
「っ…………ぐぁっ……ゆっ…………由恵っ──!!」
忘我で快楽の頂点へ駆け上がった俺は、由恵の中で夥しい量の精を流し込んでいた。
「なっ……夏樹……さ……ん…………?」
膣の中で、白濁を注がれている事に気付いたのか、女が怯えたような声を零しながら双眸を見張らせる。
「ゆ……由恵っ」
括れた腰を抱いたままベッドに押し倒すと、俺は華奢な肢体を強く抱きしめていたが、不意に猛烈な眠気に襲われる。
結合している部分から、混ざり合った体液が伝い落ちるのを感じながら、いつしか漆黒の闇へ堕ちていた。
コメント
1件
うわ、章が進んでこんなにガッツリな展開になるとは…! 既婚者でありながら由恵との関係にのめり込んでいく夏樹の心情、特に「♡♡♡だけの女」と自分に言い聞かせながらも心が絡まっていく感覚がすごく生々しくて苦しい。銀糸の比喩も切なかった。性描写の生々しさよりも、感情の揺れと終わりの漆黒への落ち方が印象に残りました。続き、気になる…!