もし、彼と夫婦になっていたとしたら、私の人生は……どう変わっていたのだろう?
ひとり娘の樹里(じゅり)に、『なぜ私には父親がいないのか』と問い掛けられた由恵は、言葉を失ってしまう。
樹里の出自は、誰にも言えない。
3年前、由恵がかつて好きだった男、夏樹と一夜を過ごした時に宿した子だから。
娘に父親が必要なのは分かっている。
それに、寂しい思いをさせているのも、身を摘まれるほど分かっている。
けれど、不意に思うのだ。
もし、彼が夫だったら、私の人生は、どう変化していたのだろう……と。
村下 由恵(むらした ゆえ)
33歳。アパレルブランド『Hearty Beauty(ハーティ ビューティ)』ショップスタッフ
3歳の女の子のシングルマザー。
橋本 夏樹(はしもと なつき)
37歳。チヨダ自動車学校 教習指導員
※注意事項※
※拙作『不埒な夜の行方』の3年後のストーリーになるので、このストーリーの舞台は2029年の設定になります。
不埒な夜の行方→ ストーリーの大半が、ガッツリエロな中編のため、
苦手な方は閲覧をお控え下さい。
※ラストはハッピーエンドではなくメリバの方向、全体的にモヤモヤした感じです。
ハピエンご所望の方は、閲覧をお控え下さい。
※表紙画像は、ChatGPTの生成AI画像を使用、Canvaでタイトルを入力しています。
※この作品は、フィクションです。
団体名、名称、人名は全て架空のものであり、実際のものとは一切関係ありません。
他サイトで開催中の、超短編小説祭応募作品。テーマ『もしも』。拙作『不埒な夜の行方』の3年後を描いた短編。