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中学三年生・仮名:Sさん
家にいると、理由もなく息が苦しくなります。
誰かに怒られているわけでも、
強く干渉されているわけでもありません。
でも、リビングにいるだけで落ち着かなくて、 部屋に戻ると少し楽になります。
家族は普通だと思います。
会話もあるし、喧嘩も少ないです。
それなのに、
「早く家を出たい」って思ってしまう自分がいます。
こんなふうに感じるのは、
わがままなんでしょうか。
遥
「……“普通”なのに苦しいってやつか。
これ、説明できない分つらい」
蓮司
「怒られない、壊れてない、
でも安心できない家」
日下部
「……居場所はあるのに、
休める場所じゃない」
遥
「Sさんさ、
家でずっと気を張ってない?」
蓮司
「何か起きるわけじゃないのに、
常に様子見してる感じ」
日下部
「……空気の温度を測り続けてる」
遥
「だから部屋に戻ると、息が戻る」
蓮司
「一人になると、役割から降りられるんだ」
日下部
「……家族の前の“自分”を保たなくていい時間」
遥
「わがままじゃない」
蓮司
「“家=休める場所”じゃない人、
意外と多い」
日下部
「……安心は、条件なしじゃないと生まれない」
遥
「会話があるかどうかじゃない」
蓮司
「怒鳴られないかどうかでもない」
日下部
「……“そのままでいい”空気があるかどうか」
遥
「Sさんの体は、ちゃんと反応してる」
蓮司
「苦しくなるのは、逃げたいサインじゃなくて」
日下部
「……守ろうとしてるサイン」
遥
「“早く出たい”って思う自分を、責めなくていい」
蓮司
「それは否定じゃなくて、自立の準備だ」
日下部
「……安心できる場所を、外に作っていい」
🗝 三人からのことば
遥
「理由が言えない苦しさほど、本物だ」
蓮司
「家族が普通でも、息ができないことはある」
日下部
「安心できる場所は、選んでいい」