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#一次創作
ruruha
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📩相談
高校三年生・仮名:Kさん
中学生の頃にいじめを受けていました。
今は環境も変わって、いじめはありません。
周りの人も優しいです。
でも、誰かが笑っていると自分のことじゃないかと思います。
後ろで話し声がすると、悪口を言われている気がします。
人が近付くだけで身構えてしまうこともあります。
「もう終わったことなんだから」と自分でも思うのに、心だけがまだあの頃から動いていません。
いつになったら普通に戻れるんでしょうか。
遥
「これ、『終わった』って言われても終われないんだよな」
蓮司
「環境が変わることと、心が追いつくことは別だからな」
日下部
「相談文からは、警戒が残っているように見える」
遥
「笑い声とか足音とか、何でも反応しちゃう時あるし」
蓮司
「昔はそれが危険の合図だったんだろうな」
日下部
「そう考えると、不自然な反応ではない。長く危険な環境にいた人ほど、身を守る反応は残りやすい」
遥
「でも、それが今は苦しいんだよな。何もされてないのに怖くなるし」
蓮司
「『もう大丈夫』って頭で分かってても、体はすぐには納得しないことがある」
日下部
「心身は常に同じ速度では回復しない」
遥
「だから『まだ引きずってる』って責めなくてもいいのか」
日下部
「責める理由にはならない」
蓮司
「Kさんは、『普通に戻りたい』って書いてるけど。もしかしたら『昔の自分』に戻ろうとしなくてもいいのかもしれない」
遥
「戻るんじゃなくて?」
蓮司
「怖い思いをした人は、その経験ごとなかったことにはできないから。でも、その経験がある自分として安心できる時間は少しずつ増やしていける」
日下部
「回復とは、過去を消すことではない。過去があっても生活できる状態に近づくことでもある」
遥
「……それなら、少し希望あるな」
日下部
「焦る必要はない。何年かかるかは人によって違う。だから『まだ治っていない』ではなく、『今も回復の途中』と考えてもいい」
遥
「Kさん……今も怖いなら、それは弱いからじゃない。ちゃんと傷ついてきたからだと思う」
🗝 三人からのことば
遥
「心がゆっくりしか追いつけないこともある。それはおかしなことじゃない」
蓮司
「過去を消すことより、安心できる時間を少しずつ増やしていけたらいい」
日下部
「環境が変わっても反応が残ることはある。だからこそ、自分を責める必要はない」
コメント
1件
うん、読んだよ……。このエピソード、すごく響いた🌙 「終わったはずなのに心が追いつかない」って感覚、言葉にしてくれる人がいてよかったなって思う。蓮司くんの「戻るんじゃなくて、経験がある自分として安心できる時間を増やす」って考え方、すごく優しいし現実的だね。日下部くんの「焦る必要はない」も刺さった。 Kさんの気持ち、ちゃんと肯定されてる感じがして、読んでるこっちまで少し楽になったよ。ruruhaさんの書く言葉って、いつも誰かの傷をそっと包み込んでくれるね……ありがとう🤍