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#一次創作
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📩相談
高校三年生・仮名:Rさん
いじめはもう終わっています。
学校も変わりました。
今は普通に話せる友達もいます。
でも、一人になると、いじめられていた頃のことを思い出します。
あの時言われた言葉や、笑われたこと、何も言い返せなかった自分のことまで思い出します。
「もう忘れなよ」と言われることもあります。
でも、忘れたくても忘れられません。
前を向きたいのに、過去がずっとついてきます。
遥
「『忘れなよ』って、一番難しいこと言われてる気がする」
蓮司
「忘れられるなら、とっくに忘れてるよな」
日下部
「記憶は命令では消えない」
遥
「しかも、一人になった時に思い出すんだよな」
蓮司
「静かになった時ほど、頭の中が騒がしくなることもある」
日下部
「人は危険だった経験ほど記憶に残りやすい。それ自体は異常ではない」
遥
「でもさ。思い出すたびに、またあの頃に戻ったみたいになる時あるだろ」
蓮司
「体まで緊張したりな」
日下部
「記憶だけでなく、その時の感情も一緒によみがえることがある」
遥
「だから『昔のこと』で終わらないのか」
日下部
「そういうことだ」
蓮司
「Rさんは、『忘れたい』って思ってるけど本当は忘れたいというより、『思い出しても苦しくない自分になりたい』なんじゃないか」
遥
「……それはあるかも。思い出そのものを消したいんじゃなくて思い出すたびにつらいのが嫌なんだ」
日下部
「過去は変えられない。しかし、その記憶との距離は変わることがある」
遥
「距離?」
日下部
「今は記憶に引き戻されている状態だ。回復すると、過去として振り返れる時間が少しずつ増えることがある」
蓮司
「急になくなるというより、少しずつ苦しくない日が増えていく感じかもしれないな」
遥
「それなら『まだ思い出す』だけで駄目ってわけじゃないんだな」
日下部
「そうだ。思い出すことと、回復していないことは同じではない」
遥
「Rさん。忘れられない自分を責めるより、『あれだけのことがあったんだから、簡単には消えないよな』って思ってもいいと思う」
🗝 三人からのことば
遥
「忘れられないことより、そのたびに自分を責める方が苦しいと思う」
蓮司
「記憶は消えなくても、苦しさとの距離は少しずつ変わることがある」
日下部
「過去は残る。しかし、その過去に支配され続けるとは限らない」
コメント
1件
うわ……第37話、すごく胸に刺さりました。Rさんの「忘れたくても忘れられない」って感覚、すごく分かります。蓮司くんの「忘れたいというより、思い出しても苦しくない自分になりたい」って言葉が特に響きました。三人とも説教臭くなくて、ただ隣にいてくれる感じが温かい。日下部くんの「記憶との距離」って考え方、救われますね。ruruhaさんの描く心の描写、いつも静かに寄り添ってくれる感じがして好きです🤍