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私が家事をしていると、カレンが慌てて叫んだ。
カレン「セレン!水晶が赤く光ってる!」
セレン「嘘…そんな…!」
私は急いで水晶に魔力を注ぎ込む。
その瞬間、クロナの声がどこか遠くから、でも確かに聞こえた。
クロナ「お母さん!助けて!」
セレン「クロナ!」
水晶は光を失い、真っ暗になる。私は魔法陣を展開し、全力でクロナの元へ走った。
普段は賑やかな学校が、今は不気味な静寂に包まれていた。
クロナが小声で私を呼ぶ。
クロナ「お母さん、こっち…!」
生徒たちは恐怖に凍りつき、窓際で身を寄せ合っている。
先生も、震える声で説明する。
先生「刃物を持った人が、学校に侵入しました…!」
セレン「大丈夫、私に任せて…!」
私は静かに、扉の前にバリケードを作り、魔法陣で安全な通路を開く。
犯人を追いかけ、魔法で拘束する。
恐怖で震える手を握りしめながら、全力で安全を確保する。
セレン「落ち着いて…!危害は加えさせない!」
犯人は抵抗するも、魔法で周囲の安全を確保した。
外では警察官たちが駆けつける。
警察官「ありがとうございます、魔女様」
セレン「…無事でよかった…本当に」
クロナの元に駆け寄る。
セレン「クロナ!」
クロナ「大丈夫だよ、お母さん!みんな、校庭に集まったから」
セレン「よく頑張ったね…!」
私は小さな手を握り、涙がこぼれ落ちるのを止められなかった。
生徒たちの靴、震える手、恐怖の顔…全てを胸に刻みながら、救えた命を喜ぶ。
痛みや悲しみを抱えたままでも、私は母として、魔女として、最善を尽くせたのだ。
セレン「もう大丈夫…私たちは、みんな無事だから…」
その日、校庭に集まった子どもたちの笑顔は、私にとっての光だった。
どんな恐怖も、どんな絶望も、命を守る愛には勝てない。
私は心からそう思い、クロナを抱きしめた。