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高校二年生・仮名:Sさん
家も普通で、親も厳しすぎるわけじゃなくて、友達もいます。
大きな不幸はないと思います。
周りからも
「環境いいじゃん」
「悩むことある?」
って言われます。
でも、理由ははっきりしないのに、ずっと胸の奥が重くて、夜になると
「この程度でしんどいって思う自分はダメだ」
って考えてしまいます。
つらいって言ったら贅沢だと思われそうで、自分の気持ちを最初から否定してしまいます。
遥
「……これ、一人で抱えやすいやつだ」
蓮司
「“不幸じゃないから悩めない”状態」
日下部
「……苦しむ資格を、自分から奪ってる」
遥
「Sさんさ、比べられてない?」
蓮司
「下と比べて」
日下部
「自分を黙らせてる」
遥
「“もっと大変な人がいる”ってやつ」
蓮司
「便利だけど、危険な考え方だ」
日下部
「感情に上下関係はない」
遥
「つらさってさ、理由が立派じゃなくても出てくる」
蓮司
「環境が良くても、心が疲れることはある」
日下部
「むしろ、理由が曖昧な方が苦しい」
遥
「説明できないから、誰にも言えなくなる」
蓮司
「結果、自分で自分を責める」
日下部
「逃げ場がなくなる」
遥
「Sさんは、感謝できないわけじゃない」
蓮司
「ちゃんと分かってる」
日下部
「だから余計に苦しい」
遥
「“恵まれてるんだから我慢しろ”って
誰かに言われた?」
蓮司
「それ、言葉じゃなくて」
日下部
「空気かもな」
遥
「でもさ、感謝と苦しさは同時に存在できる」
蓮司
「どっちか消さなくていい」
日下部
「両立していい」
遥
「しんどいって思った時点で、それは本物」
蓮司
「正当化はいらない」
日下部
「許可も不要」
遥
「“理由のない重さ”を感じる人は、
だいたい、ちゃんと周りを見てきた人だ」
蓮司
「自分の感情を後回しにしてきた」
日下部
「優しい方向に」
遥
「まずはさ、“この程度で”って言葉、やめよ」
蓮司
「自分にだけ厳しすぎる」
日下部
「それ、癖になってる」
遥
「苦しさを感じる自分を、悪者にしなくていい」
蓮司
「感じてる時点で、生きてる証拠」
日下部
「……声を消さないで」
🗝 三人からのことば
遥
「恵まれてても、しんどい日はある。それだけの話だ」
蓮司
「比較で感情を潰すと、自分が見えなくなる」
日下部
「理由がなくても、心は疲れる。休んでいい」