テラーノベル
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ずっと秘めていた想いを、ついに夏樹さんに言い放ってしまった。
八年前に逢瀬を重ねた時も、彼に対する密やかな想いだけは一切言わなかった。
──打ち明けたら最後、もう夏樹さんと会えなくなってしまう。
恋人がいるのに、こんな裏腹な想いを抱えながら、ふしだらな関係を持った過去は消えない。
そして今、彼は人の夫であり、私はバツイチの女。
シングルになったからこそ、衝動に突かれて出た言葉だった。
「そうか。あの時……君は…………俺の事、好きだったのか」
呆気に取られていたような表情の夏樹さんが、徐々に口角を吊り上げ、ニヒルな笑みを浮かべる。
「だったら、由恵の気持ち……」
夏樹さんの腕が背後から忍び寄り、肩をグイッと引き寄せられる。
「………八年振りに思い出させてやろうか」
彼が顔を傾けさせながら近付くと、顎に指先が触れられ、唇を塞がれた。
「んうっ……」
夏樹さんの舌が、私の口腔内に侵入していき、ネットリと絡めてきた。
歯列をなぞり、妖しく蠢く舌は、まるで彼とは別の人格を持った生き物。
唇を貪られ、車内に響く粘り気のある水音が、私の鼓膜を大きく震わせていた。
「ううっ…………っ……」
呼吸すら許されないような口付けに苦しくなり、顔を離そうとするけど、夏樹さんが私の後頭部をしっかり押さえ込んでいる。
唇を奪いながら、彼が助手席に覆い被さると、リクライニングシートを器用に倒した。
夏樹さんの顔を首筋に埋められ、ざらついた舌先に弄ばれ、節くれだった手が這い上がり、ワンピースの上から胸を揉みしだかれる。
「っ……んあぁっ……」
彼の指先に、膨らみの頂きをゆるゆると撫でられると、私の身体は小さく震え、声は色を滲ませていた。
「……やらしいな。服の上からでも…………硬くさせて……」
「んっ…………いっ……いやぁっ……」
「嫌じゃないだろ……?」
ワンピースの前ボタンを一つずつ、腰の辺りまで焦らすように外されていき、大きく開かれた。
上半身を露わにされた私は、羞恥に襲われ、夏樹さんから顔を逸らす。
彼の腕に取り囲まれ、男の艶を孕ませた瞳に射抜かれると、私が身に纏っている黒いレースのキャミソールの肩紐を摘み、腰まで引きずり下ろされた。
車の中とはいえ、駐車場でこんな格好にさせられて、ただひたすら恥ずかしい。
キャミソールとお揃いのブラのホックを、夏樹さんの指先が器用に外していくと、ブラを上にずらし、ジットリとした眼差しを伝わせられた。
コメント
1件
わあ、ついに夏樹さんに伝えちゃったんですね……八年分の想いが溢れ出た瞬間の重み、すごく伝わってきました。それにしても、彼の反応が想像と違って、ドキドキする展開ですね。車内の描写も生々しくて、この後どうなるのか気になります。続きが気になる一話でした!
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