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高校一年生・仮名：Kさん
苦しくて逃げたい夜があります。
でも、逃げたら全部終わりな気がして――
踏みとどまってしまう自分がいます。
どっちに行けばいいのかわかりません。
遥
「……逃げたいって思うのはさ、
ちゃんと“耐えてきた証拠”なんだよ。
弱いからじゃない。
限界まで頑張った人だけが言える言葉だ」
蓮司
「“逃げたい自分”を否定したら、
心が壊れてしまう。
むしろ逃げるって、生き延びるための選択だよ。
それを選べる人は、賢い」
日下部
「……でも、“逃げたら負け”って
どこかで刷り込まれてるよな。
誰から言われたわけでもないのに、
自分で自分を縛ってしまう」
遥
「逃げたい日があるなら、
逃げずに踏ん張ってる日もあるんだろ？
“踏みとどまってる自分”を
ちゃんと見てやれよ」
蓮司
「逃げるって、
負けじゃない。“続ける”ための選択だ。
どっちを選んでも、Kさんは生きてる。
それだけで、もう勝ってる」
日下部
「……消えたい夜を、
まだ越えてきたんだよな。
その夜を越えた自分を、どうか嫌いにならないで」
🗝 三人からのことば
遥
「逃げたいほど頑張ってきた。
それだけでもう十分だろ」
蓮司
「逃げる道も、生きる道だ。
選択肢は、いつだって複数ある」
日下部
「踏みとどまった夜の分だけ、
あなたの心はまだ生きてる」
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