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#一次創作
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コメント
1件
うわあ、このエピソード、すごく響きました。「普通が分からない」って感覚、決して特別なことじゃないのに、言葉にしてもらえた気がして。特に日下部さんの「失ったのは能力ではなく、安心して人と関われる感覚」って視点が鋭いなあ。三人の掛け合いでじわじわと解像度が上がっていく構成、好きです。R さん、焦らなくていいんだよって遥が言ってくれてるのが、何より救いでした。
📩相談
高校三年生・仮名:Rさん
中学生の頃にいじめを受けていました。
今は環境も変わって、普通に話せる人もいます。
でも、人との距離感が分かりません。
どこまで話していいのか、どこまで踏み込んでいいのか、何が普通なのかが分かりません。
少し話しただけで「嫌われたかな」と思うこともあれば、逆に優しくされると「何か裏があるのかな」と考えてしまいます。
周りは普通に友達を作っているのに、自分だけ人との関わり方が分からなくなりました。
どうしたらいいでしょうか。
遥
「『普通』が分からなくなるんだよな」
蓮司
「一回、人間関係で大きく傷つくとな」
日下部
「相談文を見る限り、Rさんは人が嫌いなのではない。人との距離の測り方が分からなくなっている」
遥
「近づきすぎても怖いし、離れすぎても一人になるし、ちょうどいいが分からない」
蓮司
「昔は近づいた結果、傷ついたわけだからな。慎重になるのは当然だと思う」
日下部
「警戒が残ること自体は不自然ではない。しかし、その基準が過去のままだと、現在とのずれが生じる」
遥
「今の人まで昔と同じように見えちゃうのか」
日下部
「可能性はある」
蓮司
「それにさ、『普通』って、人によって結構違う」
遥
「え?」
蓮司
「毎日連絡する友達もいるし、一か月話さなくても平気な友達もいる。どっちも普通なんだよ」
遥
「じゃあ、正解は一つじゃないのか」
日下部
「人間関係に絶対的な正解はない。相手との間で作っていくものだ」
遥
「でもさ。一回失敗すると、『次も失敗する』って思うんだよ」
蓮司
「その気持ちは分かる。でも、その予想は未来じゃなくて、過去の経験なんだよな」
日下部
「Rさんは、人間関係が分からなくなったのではない。安心して試せる環境を失っていただけかもしれない」
遥
「安心して試す……」
日下部
「失敗しても終わりではないと思える環境だ」
蓮司
「だから最初から完璧に距離を測ろうとしなくていい。少し話してみて、少し離れてみて、そうやって相手ごとに覚えていけばいい」
遥
「『普通』を探すんじゃなくて、その人との距離を作っていく感じか」
日下部
「その方が現実に近い」
遥
「Rさん。人間関係が分からなくなったんじゃない。安心して人と関われる感覚を、まだ取り戻している途中なんだと思う」
🗝 三人からのことば
遥
「『普通』が分からなくなるくらい傷ついたなら、焦らなくていいと思う」
蓮司
「人間関係に一つの正解はない。相手ごとに少しずつ作っていけばいい」
日下部
「過去の経験で失ったのは能力ではなく、安心して人と関われる感覚なのかもしれない」