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蓮司「うお、見ろよ! 駅出た瞬間これだぜ、潮の匂い。マジ夏じゃん!」


日下部「早速テンション高いな、お前……」


遥「……ふつうに暑い。まだ宿すら行ってねえのに」


蓮司「まあまあ、これからが本番ってやつ! てか、遥、なんでそんな荷物少ねーんだよ。俺の半分もないじゃん」


遥「着替えだけ。あとはいらないだろ」


日下部「いや、いらないって言い切れるのもすごいな。水着は?」


遥「……持ってない」


蓮司「は? 海に来て水着ないって、逆に才能だな……ってか買おうぜ今から。ほらあそこ、駅前の土産屋、適当なの売ってるっぽい」


遥「……金ねえし」


日下部「俺が出すから」


遥「いらねぇよ」


蓮司「まーまー、そう拗ねんなって。今日はさ、遊びに来たんだぞ? 少しくらい、波とか、太陽とかに負けとけよ」


遥「誰が太陽に負けんだよ……」


日下部(小声)「……でも、少しだけ笑ったな」


蓮司「はーい聞こえてるぞ、そういうの本人に言わないと意味ないからな~?」


遥「うるせえ。暑い。早く行くぞ、宿」


蓮司「へいへい、ツンデレ遥様の命令とあらば!」


(3人、砂浜に背を向けて、少しずつ笑いながら坂を上る)



無名の灯 余白、三人分。

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