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📩 質問:「誰にも言えない悩み、ある?」
蓮司「“誰にも言えない悩み、ある?”だって。……重いな、これ」
日下部「あるに決まってる。言えないから“悩み”なんだろ」
遥「……うん。言ったら壊れそうなこと、ある」
蓮司「壊れそう?」
遥「言葉にした瞬間、現実になっちゃう気がするんだ。
だから黙ってる方が、まだ守れる」
日下部「わかる。誰かに話したら軽くなるけど、同時に“触れられた”感じが残る」
蓮司「……オレ、そういうのあんま考えたことなかった。
つらいとき、すぐ誰かに話しちゃうタイプだから」
日下部「それはそれで強いんだと思う。
助けを求められるのも、勇気だからな」
遥「……“言えない”のと、“言わない”のは違うんだよね」
蓮司「あー、たしかに。オレは“言っちゃう”けど、
二人は“飲み込む”感じだ」
日下部「飲み込んでも、誰かにわかってほしい気持ちは、きっと同じだろ」
遥(少し間を置いて)「……うん。
“わかってほしい”って言えないことが、いちばんの悩みかもしれない」
蓮司「……それ、名言。録音した」
日下部「やめとけ」
遥(笑って)「……消さなくていいよ。たぶん、今だけは本音だから」