テラーノベル
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夏樹さんに激しく抱かれた私は、久々のセックスで下腹部が興奮したようにジンジンと痺れていた。
抱かれた、というより、蹂躙とか犯された、の類に近いかもしれないけれど……。
皺が刻まれたワンピースは、情交の痕跡。
彼の前で羞恥を忘れて喘ぎ、身体を交えたのを思い出して、顔から火が出そうになる。
──こんなに感じてしまうのは、夏樹さんが…………人の夫だから。
着ていたものを全て脱ぎ捨て、バスルームに入った私は、勢い良く蛇口を捻った。
身体中に温水を浴びせさせ、ボディソープで丁寧に身体を清めた後、髪も洗う。
ホワイトリリーの微かに甘い香りがバスルームに広がっていき、私の鼻腔を優しく掠めた。
彼の白濁を顔に掛けられたせいか、どことなく肌が突っ張っているように感じ、ソープで泡立てながら丹念に洗顔する。
降り注ぐシャワーの中に身を投じ、しばしの間、温水に打たれ続けていると、少し冷静になってきた。
八年振りに再会した夏樹さんとのセックス。
彼に服従させられているような行為ではあったけれど、惹かれている男の人だから、拒む理由はない。
夏樹さんは結婚しているけれど、もしかしたら、他にも身体だけの関係を結ぶ女性がいるのだろうか?
場数を相当踏んできたような情交に、私は不意に疑問を感じつつ、モヤモヤしてしまう。
──彼が独身だったら、後ろめたい気持ちなんて持たずに、身を任せられたのかな……?
あらぬ事を考えている私って、つくづく自分勝手だな……と思う。
夏樹さんが結婚しているのを分かってて、男女の関係になったのだから。
でも、奥さんとは別居してるみたいだし、もしかしたら彼は……離婚も考えているのかも……。
何でも都合良く解釈しようとしている私は、自分自身にゲンナリしながら、首を横に振った。
不意に、バスルームの曇りガラスの向こう側に人の気配を感じた瞬間、ドアが大きく音を立てながら開かれる。
「……由恵」
「え……? っ……んんんっ」
突然バスルームに入ってきた夏樹さんに瞠目した私は、身体を引き寄せられ、唇を奪われた。
コメント
1件
このエピソード、めっちゃ生々しい描写でドキドキしながら読んだわ……!由恵の後ろめたさと抗えない引力の間で揺れる心情が細かく描かれてて、特に「ホワイトリリーの香り」とか「肌が突っ張る感じ」みたいな五感の描写がリアルで、情景が頭に浮かんだ。最後のバスルームに突入するところで「えっ!?」ってなったし、続きが気になりすぎる🔥 管野さんの心情描写、相変わらず刺さるわ〜
#イケメン
蒼乃 月
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管野アリオ
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ひより
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