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「森谷純を調べて欲しい…」
キッチンで彼女の歯ブラシが落ちてた、
「川村さんが指紋取りたいから…誰か触ったのかも知れない」
「頼むよ！」
小夜子が片付けてた
「彼女の居どころ分かると良いね…」
「俺も未だ警察に決まってないし、何処の部署になるのか分からない…」
兄さん…食事してよね。
冷蔵庫を開けた。
雛子の飲みかけのヨーグルトが無くなってた。
「ゴミ箱を開けたら。彼女いつも全部は飲みきれない筈だ…」
「元の彼氏いたの？…」
森谷純っていうBFが昔いたよ不良少年でバイクで人を傷つけた、亡くなった相手雛子の友人だった…
「そんな事あったの…」
「未だはっきりは分からないが森谷が来たのか、良いとこのボンボンだよこの前家に来た時に立ち去った車がいたな…な、６‐９０７４」
警察に通報した。
甲野さんどうした？
「なの６‐9074の車調べてくれないか！」
「了解しました！来月中に東署に就いてくれよ！」
「兄さん笑っ良かったわね」
「小夜子あり難いが雛子を見てつけるのが先だ」
これから出掛けるって飛び出した。
「兄さんどこに行くのよ！」
牧村さんの所に向かった
彼女が居なくなったら御両親だって心配するだろ…
坂井雪恵さんを見かけた…
俺の最初の見合い相手、
つけてみるか…
左右見渡してた彼女が
サングラスをかけた男性…
誰なんだ…
パトカーが停まってた。
ありゃ？…俺の面接の時の優木部長が
覆面パトカーなのか…
誘拐犯人見つけた…川島聞こえるか…
誘拐犯人見つけた？…雛子か？
俺は彼女に近づき
「こんにちわ雪恵さん笑っ」
「あら甲野さん笑っお久しぶりですね」
「誰なんだ？」
「甲野亮さん私の前のお見合い相手よ従兄さん知らないの？」
甲野？…
サングラスを外した相手は俺の同級生だった加納光一だった…
あいつ何してるんだ！…
加納？お前の息子と坂井雪恵と会ってるって…
彼女嫁の弟の娘で、従妹になりますよ。
ベンチに腰かけてる男が立ち上がり、
彼女を捕らえた。
「きゃあ！光一さん…」
「彼女を離せよ！」
光一聞こえるか？…
親父からテレパシーが聴こえてきた。相手が誘拐犯人だ…捕まえろ！
甲野さん…これ持て！
はぁ？…
相手の脚に脚を絡ませた！
転びそうになったとき、彼に手錠をかけた。
「お前か？娘を返せ！」
加納？…
牧村雛子さん俺の妹の所にいるから迎えに行けよ！…早くしろよ！
え…
「光一従兄さん～笑っ」
雪恵勘違いするな俺は刑事だって…
「莉穂が捕らわれてた？」
おふくろが倒れて寝込んでしまったからな…
バイクに飛び乗った光一に見えた優木部長が
「コイツか…やあ甲野、会ったな加納の息子も刑事だって」聞かされた…
バイクの後ろに乗った雪恵さんがウインクされた。
何の合図なのか。車に乗った俺のダシューボートにメモがあった
雛子が言ってましたよ。刑事なら私をお守る所が出掛けてばかりで、結婚も進めてくれません、別れちゃうかもしれないって話されました。仕事と私どちらを選ぶのか決めて欲しいって愚痴られた仲よくして欲しい。
はぁ…参ったな
結婚申し込んでなかったな…
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