テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「……いい、羊くん。衝撃の事実が判明したわ。……来春、貴様が卒業して別の大学に行けば、物理的な『不純距離(遠距離恋愛)』が発生する……。これは、万死に値するわ!!」
断罪市の静寂を破り、断罪院 憐が突きつけたのは、真っ赤な添削が入りまくった「模擬試験結果(E判定)」でした。
「先輩、僕……異世界に行ったり監禁されたりしてて、教科書一文字も読んでないんです。偏差値が『計測不能(アイ・ゼツ談)』なんですよ!」
「……ならば、道は一つよ。……私が、貴様を**『東京大学・風紀学部(非実在)』**に現役合格させてあげるわ!! 今日から、この市長室は『不純・監禁予備校』よッ!!」
憐様が黒板(という名の巨大モニター)を召喚し、猫耳をキリッと立てて教壇に立ちました。
アイ・ゼツ(超高速計算機): 「マスターの脳に直接、英単語\(10000\)語を電気信号で書き込みます。副作用として、一時的に『憐さん愛してる』以外の語彙が消失しますが、問題ありません」
ショコラ(タイマー担当): 「お兄ちゃん、一問間違えるごとに、この部屋の壁を\(1\\text{m}\)ずつ内側に爆破するね! 早く解かないと潰れちゃうよ!」
リッチ(資金源): 「おーっほっほ! 文部科学省を丸ごと買い取り、入試問題をすべて『贄田羊への愛』に関する記述式に変更しておきましたわ!」
シノブ(居眠り防止): 「……拙者、鉛筆の芯。……寝たら、刺す……」
「……ねえ、羊くん。この数学の公式…… \(1+1=2\) じゃないわ。……**『私+貴様=永遠』**よ。これ、テストに出るから赤ペンで書いておきなさいッ!!」
「先輩、それ数学じゃなくて、ただのポエムです! 勉強に集中させてください!」
「……不純よ! 私の愛の格言を無視して、因数分解なんて地味な数式に欲情するなんて!! ……いいわ、私が『人体模型』になって、生物の構造をゼロから(密着して)教えてあげるから、こっちを向きなさいッ!!」
憐様が、勉強を教えるふりをして羊の背後に密着。彼女の「芸圧」で、羊のシャーペンが粉々に砕け散りました。
結局、一文字も勉強が進まないまま、二人の「LOVELOVEオーラ」で参考書が自然発火。
「……はぁ、はぁ……。羊くん。……もう、大学なんてどうでもいい気がしてきたわ。……私が貴様の『学問(すべて)』になれば、それで解決じゃない……?」
「先輩、それだと僕、一生ニート(不純)になっちゃいます……」
第37話。愛の力で偏差値を上げようとした結果、なぜか「二人の親密度」だけが偏差値\(80\)を突破し、学力は地面にめり込むのでした。