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高校二年生・仮名:Rさん
友達グループには入っています。
一緒に帰るし、LINEもあるし、
特別仲が悪いわけじゃありません。
でも、正直に言うと、
私がいなくても会話は普通に回るし、
誰かが気にする様子もない気がします。
発言しても流されることが多くて、
いなくても成立する存在というか……
輪の中にいるのに、
最初から「数に入ってない」感じがします。
抜けたいわけじゃないのに、
ここに居続ける意味が分からなくなる時があります。
これって、私の考えすぎなんでしょうか。
遥
「……いや、それ考えすぎじゃない。この感覚、結構はっきりした孤独だぞ」
蓮司
「うん。“一人”じゃないけど、“一員でもない”感じ」
日下部
「……Rさん、ちゃんと周り見てる。だから余計に分かっちゃうんだよな」
遥
「“いなくても回る”って感覚さ。一回気づくと、ずっと残る」
蓮司
「会話が途切れない=居場所がある、じゃないからね」
日下部
「……グループって
“中心”と“周辺”が自然にできる」
遥
「で、Rさんはたぶん
周辺に置かれたまま、ちゃんと気遣ってる側」
蓮司
「空気壊さないし、話聞くし。
でも“話を動かす役”じゃない」
日下部
「……だから、消えても問題が起きない」
遥
「これな。
一番傷つくやつ」
蓮司
「“嫌われてない”のに “必要でもない”って感覚」
日下部
「……Rさん。
それ、性格の問題じゃない」
遥
「ポジションの問題」
蓮司
「グループってさ。
全員が全員、対等じゃないことの方が多い」
日下部
「……でも
Rさんは“対等でいよう”としてる」
遥
「だから苦しいんだよ。
無理して同じ温度でいようとして」
蓮司
「発言が流されるのって
内容が悪いからじゃなくて」
日下部
「……“聞く準備”をされてないだけ」
遥
「最初から“拾う対象”に入ってない」
蓮司
「それをさ。
自分の価値だと思わされるのが、いちばんきつい」
日下部
「……Rさんが悪いなら最初から仲間に入ってない」
遥
「入れてる時点で “都合のいい安心要員”にはなってる」
蓮司
「でもね。
それは居場所じゃない」
日下部
「……“いてもいなくても同じ”って思う場所は長くいるほど、心が薄くなる」
遥
「抜けろとは言わない。
でも、“全部ここに賭ける”必要はない」
蓮司
「一人とだけ深く話せる場所。
別のコミュニティ。
ネットでも、趣味でもいい」
日下部
「……Rさんが“ちゃんと数えられる場所”を
一つ持てれば、それでいい」
遥
「グループにいる=安心、じゃない。
“ちゃんと反応が返ってくる”のが安心」
蓮司
「居場所は人数じゃなくて、往復があるかどうか」
日下部
「……Rさんがいなくなったら困る場所は きっと、これからできる」
遥
「今は、そこにいなかっただけだ」