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野生の腐女子
11
かなめ
100
電子回路🔮💠
500
葵
40
日時:20■■年6月28日午後6時32分
場所:M少年宅・居間
インタビュアー:朱雀機関D級調査員TR
取材対象:M少年の姉B氏
付記:M少年の遺体発見後、朱雀機関調査員TRはジャーナリストを名乗り、遺族にコンタクトを図るも連絡が取れず、実質失踪扱いとなっていたが改めて姉を名乗る女性Bから折り返し連絡があったため、このインタビューが実現。本稿はその録音内容を文字起こししたもの。
――――では、お姉さん。……で、いいのかな?お話の方をよろしくお願いします。
……はい、そうですね。……だけど、何からお話すればいいのか。
弟があんな形でいなくなって、私たち家族はずっと混乱状態が続いているんです。まだあの子のお葬式すらあげてあげられていなくて。
――――ではまず、M君の人となりから教えて頂けますか?
分かりました。……弟は、Mは姉である私から見ても、内気な男の子でした。よく言えばおとなしい、悪く言えば消極的というのでしょうか。
例えば友達がワイワイしていてもニコニコはしているんだけどその輪の中には入らず、欲しいおやつがあっても自分からは取りにはいかず分けてもらうのをただ待っているような。私だけではなく家族はみんな心配していて、Mは将来どんな大人になるんだろうとよく話し合っていました。
――――なるほど。しかし、中・高校生になってからは交友関係も広がったと聞いていますが。例えば同級生のS君は……。
あぁ、あの不良ですか。あいつからどんな話を吹き込まれたのか知りませんけど、あれはろくなものじゃありませんよ。中学生の頃は他人様を殴ったり、金品を脅し取ったり……。恐喝っていうんですか?
Mは優しいからそこに付け込まれ、利用されていたんですよね。
本当に許せない……。
――――うーん……。S君とは少し話もしましたが、私が見た限り、彼はそんな子ではないように感じるのですが……。
いいえ。記者さんもあいつに騙されているんですよ。思えばMが少しおかしくなったのだって、あいつと付き合い始めてからです。
でなければあのMがお付き合いをしたい女の子がいる、なんて自分で言いだすわけがないんです。その女の子もSから紹介されたって言うんだから、どうせろくな女じゃないですよね。
――――それはM君が旧城塞跡公園で出会ったという女性でしょうか?
い、いいえ、どこで出会ったかまで把握あいていたわけでは……。
でもとにかく、私たち家族はそんな女と付き合うのはやめなさい、とはっきり反対しました。そしたら、Mはすっかり憤慨して……。あんな荒っぽい弟を見るのは初めてでした。
しかもあの子、お前らがそんな感じなら僕はこの家を出てやる、縁を切ってやるとまで言ってきたんですよ。こんなの絶対におかしいですよね。
だから、記者さん。Mのことを気にかけて下さるならSについてもっと調べてください。弟が死んだことについても、絶対何らかの形で関与していると思うんです……。
コメント
1件
お姉さん、めっちゃ弟のこと心配してたんだね…でも「あの女はろくな女じゃない」とか、きつい言葉がチラッと出てきてちょっとドキッとしたよ。Mくんが急に変わったのは確かに不自然だけど、その原因を全部Sくんのせいにしてる感じが不気味で…「姉の視点」ってほんとに偏ってるんだなって思った。続きが気になる〜!😳💦