テラーノベル
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肝試し。夜・廃神社前。
蓮司「はい、到着。ここが噂の“声を返す神社”です。お化けとかマジで出るらしい」
日下部「……なんでそういうのだけ詳しいんだよ、お前」
遥「声、返ってくるなら便利だな。俺、何回も聞き返されるの嫌いだし」
蓮司「いや便利とかじゃなくて、“聞かれてないのに返事がくる”って意味な? 誰も呼んでないのに“はーい”とか返ってくる系」
遥「……じゃあ、“いません”って言えばいいのか」
日下部「逆に火に油だろそれ……」
蓮司「で、ルール説明な。1人ずつ中入って、“いますかー?”って言う。それだけ」
日下部「お前が一番怖がってそうなルール作るなよ」
遥「で、誰から?」
蓮司「当然、お前」
(※日下部を指さす)
日下部「なんでだよ!」
蓮司「いちばんビビりそうだから。見てたい」
日下部「……俺が行ったあと、ちゃんと二人とも来るんだろうな?」
遥「俺、いなくなってたらごめん」
日下部「やめろ!」
蓮司「じゃ、行ってらっしゃーい☆」
(※日下部、神社の奥に進む)
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