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📩 質問:「誰かの前で泣いたこと、ある?」


蓮司「“誰かの前で泣いたことある?”って」


日下部「……子どもの頃ならな。今は、あんまり」


遥「泣くの、怖い」


蓮司「怖い?」


遥「見られたくない。弱いとこ、知られたくない」


日下部「……俺も、そうかもな。

泣いたあと、変な気まずさが残るんだよ」


蓮司「オレは逆に、我慢できないタイプ。

泣いてスッキリして、ケロッとする」


日下部「お前らしいな」


蓮司「でもさ、“泣く=悪い”みたいな空気、ちょっと変だよな。

涙くらい、流したっていいじゃん」


遥「……頭ではわかってる。

でも、泣いた瞬間、“負けた”気がしてしまうんだ」


日下部「それ、戦ってるからだろ。自分と」


蓮司「うん。

泣ける人って、ちゃんと頑張ってる人なんだと思うけどな」


遥「……そう、なのかな」


日下部「泣けるうちは、まだ心が生きてる。

泣けなくなったときが、ほんとにしんどい」


(沈黙。少しだけ、空気が柔らかくなる)


蓮司「……じゃあ今度、三人で泣く練習でもする?」


日下部「練習ってなんだ」


遥(小さく笑って)「……泣くより、笑ってたいな」


無名の灯 余白、三人分。

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