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Lulu
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#闇
ruruha
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ruruha
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コメント
1件
第15話、読み終えました。 「欲しいものがない」んじゃなくて、「欲しいと思っていい人生を一度も生きたことがなかった」——その一文に全部持っていかれました。遥が「どう考えるのか分からない」と首を傾げる姿が、夕日の教室に浮かんで離れません。蓮司と日下部がそれ以上何も言えなくなった静けさが、読んでいるこちらにも重くのしかかってきました。ruruhaさんの、言葉を削って削って核心だけを残す文体が本当に美しいです。続きが待ち遠しいです。
放課後。教室。荷物をまとめながら、日下部が何気なく言う。
日下部
蓮司
日下部
蓮司
日下部
蓮司
日下部
蓮司
日下部
蓮司
日下部
二人が笑う。少し間が空く。蓮司は遥を見る。
蓮司
遥
蓮司
遥は少し首を傾げる。
遥
蓮司
蓮司
遥は考える。静かな時間が流れる。
日下部
遥
蓮司
遥
日下部
遥
蓮司
遥
日下部
遥
蓮司
遥は黙る。
蓮司
蓮司
遥はまた考える。机を見つめたまま、何十秒も口を開かない。
日下部
遥
遥
蓮司
遥
日下部
遥はゆっくり首を振る。
遥
蓮司
遥
遥
遥
日下部
遥
蓮司
遥
遥
遥
教室が静かになる。
日下部
日下部
遥は少しだけ考え、静かに答えた。
遥
蓮司
遥
遥
遥
遥
遥
日下部は黙って聞いている。
遥
遥
遥
遥
蓮司
遥
蓮司の言葉が止まる。日下部も何も言えない。遥は本当に分かっていない顔をしていた。
蓮司
蓮司
蓮司
遥
また考える。長い。本当に長い沈黙だった。
日下部
遥はゆっくり首を横に振る。
遥
蓮司
遥
遥
遥
遥
教室に夕日が差し込む。誰もすぐには言葉を返せなかった。
「欲しいものがない」
そうじゃない。
遥は、「欲しい」と思っていい人生を、一度も生きたことがなかった。