管理No.68
じゃあさっそく狩りに行こうか
管理No.68
向こうに1人ヒトがいたんだ
僕
…わかった
管理No.193
おや?
管理No.193
今日ヒトに会ったのは初めてだよ
管理No.68
やあ
管理No.68
生き残った者同士少し話をしないか?
管理No.68
こんな生活にもうんざりでさ
管理No.68
仲間が少しでも欲しいんだよ
管理No.193
そうかい
管理No.193
ちょうど僕も退屈していたんだよ
管理No.68
君は1人なのかい?
管理No.193
そうだよ
管理No.193
友人も恋人も家族もみんな死んだんだ
僕
「あれ」の時にかい?
管理No.193
🙂
僕
…っ?!
管理No.68
そうかい
管理No.68
君も大変だったんだね
僕
どういうことだい?
管理No.68
彼の友人や恋人が老人だとは考えずらい
管理No.193
ああ君はなかなか鋭いな
管理No.193
「あれ」のあと僕が食べてしまったよ
僕
そんな
僕
君の友人や恋人や家族は悲しかっだろうね
管理No.68
さあどうだろう
管理No.193
あいつらは僕と一緒に生きているんだ
管理No.193
だからむしろ
管理No.193
管理No.193
こんな世界で生きてやってる分感謝して欲しいところだよ
僕
な?
僕
なんてこと!
管理No.68
落ち着きたまえ
管理No.68
なぁ
管理No.68
君は
管理No.68
管理No.68
そろそろ彼らに会いたくなってきたんじゃないか?
グサッ
管理No.68が管理No.193の左胸をナイフで刺す
管理No.193
ふ、ふざけんな、、
管理No.193
う、うわぁ
管理No.193
死にたくない
管理No.193
死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない
管理No.193
死にたく…ー
管理No.68が血の付いたナイフを地面に落とす
管理No.68
良かったじゃないか
管理No.68
これで君も寂しくないよ
管理No.68
だからむしろ
管理No.68
管理No.68
感謝して欲しいところだよ
僕
なあ、この人をこれからどうするんだい?
僕
食べるのかい?
僕
皇居に持っていくのかい?
管理No.68
もちろん食べるよ
管理No.68
大事な食料だからな
管理No.68
言っとくがヒトの肉はなかなか美味いぞ〜
僕
…
管理No.68
それからさっき皇居に持っていくって言ったよな?
僕
うん
管理No.68
やめといた方がいい
僕
なんで?
管理No.68
皇帝はさっきの放送で「1人持ってきたにつき1週間分の食料を与える」といった
僕
ああ
管理No.68
1週間分の食料をヒト1人分としよう
管理No.68
すると1人連れていくごとに1週間分の食料も貰うということは
管理No.68
1人連れていき1人貰うことになる
僕
確かに
僕
ん?
僕
じゃあ皇居に食料は集まらないじゃないか
管理No.68
そうさ
管理No.68
皇帝はもともと1週間分の食料など与えるつもりもないのさ
僕
なんてクズだ
僕
じゃあ連れて行った人はどうなるんだ?
管理No.68
皇居には薬を作る人や皇帝の世話をする人が約1000人いると聞いたことがある
管理No.68
そいつらの食料も必要だろう?
管理No.68
少しでも多くの食料を手に入れるために皇居に連れてきた人も食べているに違いない
僕
そんなこと全く気づかなかった…
管理No.68
ふふふ
管理No.68
まだまだだな
管理No.68
そうだ
僕
ん?
管理No.68
僕に考えがある
僕
なんだい?
管理No.68
今の食料が尽きたら皇居に食料を奪いに行こう
管理No.68
ほら、君だって皇帝を許せないだろ?
管理No.68
復讐もかねてさ
僕
僕
それはいい考えだ