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重田💋(omoda)
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#家族関係
Shax91
91
Lulu
34
眠狂四郎
500
放課後。誰もいない教室。遥はまた、スマホを開く。通知が増えている。
遥
一つ。
『次はもっとやばいやつ』
遥
その下に、動画の通知。
遥
指が止まる。
遥
開く。画面に映ったのは、以前の動画とは違った。暴力を受けている場面。そして、性的な意味で辱められている場面。 服を脱がされオナニーをさせられている。相手の顔は写ってはいないがフェラをさせられている。肛門にペンやローターを入れられている。自分の聞きたくない声が入っている。
遥
再生を止める。
遥
画面を閉じる。すぐに通知が入る。
『これも本人?』
『えぐ』
『まだある?』
『誰が持ってるの?』
遥
別のアカウント。
『この子、前の動画と同じじゃん』
遥
また別のコメント。
『これ学校で撮ったの?』
遥
遥は動画を削除しようとする。
遥
タップ。
削除しますか?
遥
押す。けれど、元の投稿は消えても、別のアカウントに同じ動画が上がっている。
遥
もう一つ。また一つ。
遥
指が震える。
遥
さらに通知。
『保存した』
『転載する』
『続き持ってる』
遥
遥はスマホを伏せる。
遥
数秒。また手に取る。
遥
一つ開く。また別の動画。性暴力を受けている遥。画面の外から笑い声。コメント。
『これもある』
『この後どうなった?』
『もっと見たい』
遥
スマホを落とす。床に当たる音。
遥
拾えない。
遥
しばらく動かない。
遥
初めて、「大丈夫」と言わなかった。「平気」とも言わなかった。「ごめん」とも言わなかった。ただ、
遥
誰もいない教室に、その声だけが落ちる。スマホがまた震える。遥は見ない。震える。また震える。
遥
両手で耳を塞ぐ。
遥
もちろん、画面の向こうには誰もいない。それでも遥には、知らない人間の視線まで、全部自分に向いているように感じられた。 そして初めて、一人で抱えれば済むと思っていたものが、一人では抱えきれないところまで来ていることを、認めざるを得なくなった。
コメント
1件
読ませていただきました……。第46話、胸が締め付けられるようでした。 「もう、無理」と初めて口にした遥のその言葉が、ずしんと響きました。今まではずっと「大丈夫」「平気」と自分に言い聞かせてきたのに、もうそれも通じないところまで来てしまった——その末の一言が、あまりにも重くて。 動画が消えても別のアカウントに転載されていくループも、指が震えてスマホを落とす場面も、一人では抱えきれない現実を認めざるを得なかったその瞬間も、すべてが克明で、読んでいるこちらまで痛かったです。スマホの震えが、まるで責め立てるように感じられる演出も、とても心に残りました。 遥がこれからどうなるのか、目が離せません。