例えばこんな小説があるとする
入学式から気になってた子に 勇気を振り絞って告白する
でもその子には 他に好きな人が居て振られる
そして俺の前に突如現れる
美しい月
話はここで途切れる
この続きのページは全て破かれている
さぁ
どんな物語を創ろうか、
美月
おはよ、湊
湊
おはよ
晴也
仲いいよな
湊
だろ?
晴也
宮城は辞めたの?
湊
まぁね
美月
辞めたんだ
湊
うん?
美月
へー、そっかー、、
湊
どした、?
美月
んーん、何でもなーい
例えば夢を見る
入学式に誰かにぶつかる
目一杯、着飾った姿でも 中身は変わらない
そんな私に向けられるのは 嘲笑うような目
そんな時に現れる
海のように爽やかで、 それでいて港のように賑やかな彼
夢はここで途切れる
目が覚めて朝が来る
さぁ
王子様でも探そうか、
美月
おはよ、湊
湊
おはよ
晴也
仲いいよな
湊
だろ?
晴也
宮城は辞めたの?
湊
まぁね
宮城 芹
学年1可愛いと思う子
湊も前は好きだったらしい
彼氏が出来て諦めたのかな、 なんて都合よく捉える
美月
辞めたんだ
湊
うん?
美月
へー、そっかー、、
なら、チャンスあるかな、?
アピールすれば、今なら間に合うかな、
湊
どした、?
美月
んーん、何でもなーい
晴也
ねぇ、美月ちゃん
美月
ん?
晴也
湊のこと好きなの?
湊に聞こえないくらいの 小さな声で聞いてくる
美月
へっ?
晴也
顔、赤w
頬に熱を持ったのが分かった
美月
だ、だったら何
晴也
応援してるわ
美月
言わないでよっ?
晴也
それは約束する
美月
もぉ〜、笑
晴也
はは 笑
湊
美月!今日小テストあんのっ?
美月
あるよー
湊
顔赤くね?大丈夫?
美月
え?う、うん!へーき!
湊
なら良かった!
湊
小テストの範囲教えて
美月
んーとね、こっからここ!
湊
範囲広、、
美月
ふふ 笑 教えようか?
湊
お願いしますっ
美月
ほんとにバカ
湊
え?
美月
ん?笑
晴也
此奴らウケる
美月
絶対バカにしてるでしょー!
晴也
してないって笑
湊
いつの間に仲よくなったの?
美月
流れで、?笑
湊
へ、へー、?
思い付いた
見付けた
物語の続き
私の王子様
きっとこれは素敵な夢物語になる